最近もっぱらリングフィットアドベンチャーを遊び倒している筆者です。リングフィットアドベンチャーを遊んだら、リングフィットアドベンチャーの記事を書く。そんな毎日を送っている私ですが、1週間ほど遊んだのでそろそろ全体的なレビューを書こうと思います。
なお、これまでに書いたリングフィットアドベンチャー系の記事は以下の通りです。各モードで出来ることや、各モードの詳細を知りたい方はぜひ以下の記事も読んでみてくださいね。
目次
リングフィットアドベンチャーを1週間遊び倒してみたレビュー
そもそもの話ですが、痩せるって大変なことだと思うんです。今は食べ物が豊富で、楽に移動できる手段がたくさんあって、そして時間はあまりない。食べたりゴロゴロしたりするよりも、痩せるために自分を追い込むなんて、よほどの決意がないとできません。
実は私もその一人で、これまで自分を追い込もうと努力をしてきました。が、その努力もすべて水の泡。夏までに痩せるぞ!と言いながら、買った多くのフィットネス器具たち。そのほとんどが、もう我が家のどこに置いているかすら、分かりません。
ではどうすれば痩せられるのか。方法は2つ。1つは自分を追い込む確固たる決意をこと。そしてもう一つは、適度にモチベーションを維持し続けることです。
リングフィットアドベンチャーにはモチベーションを維持する工夫がたくさんある
モチベーションの維持には、様々な方法があります。『これだけ頑張ったら、これを買うぞ!』というご褒美方式。トレーナーなど他人に見てもらいつつ、励ましてもらう監視方式などなど。やり方は千差万別ですが、共通して言えることは、どれもお金がかかるということ。しかも、持続すれば持続するほどお金がかかるという課金方式です。
そんな中、任天堂が一石を投じた新たなダイエットコンテンツがリングフィットアドベンチャーです。1週間遊び倒して分かったことととして、このリングフィットアドベンチャーにはモチベーション維持の工夫が随所に見られます。

リングフィットアドベンチャーはゲーム体験である
まず大きな特徴として、リングフィットアドベンチャーの基盤はゲーム体験であるということです。体を動かすことが主ではありません。ゲームを楽しむ中に付随して、体を動かすことが必要になるのです。ちょうどスポーツのように、楽しむために体を動かすといった具合です。

リングフィットアドベンチャーの肝である、アドベンチャーモード然り。スキマ時間にサクッと遊べるミニゲームモード然り。リングフィットアドベンチャーで楽しめるモードの中には、多かれ少なかれゲーム体験が含まれています。

実際にここまで遊んできて体を動かしていても、『うわ~きつい!』と思うことはあっても、『もうやりたくない』と思うことはありませんでした。痩せるために体を動かすのではなく、楽しむために体を動かしているからだと思います。
リングフィットアドベンチャーには中毒性がある
加えてリングフィットアドベンチャーには、『もっとやってやろう!』と思ってしまう中毒性があります。それが顕著にみられるのがミニゲームでして、難易度の調整がすばらしく、もっと良い点数を取ってやろうという気にさせられます。

例えば私の好きなミニゲームで、『ろくろ回し』があります。そうです、あのツボとか作るあれです。大きな円柱の粘土に対して、膝の曲げ伸ばしで高さを調節しながら、リングコンを押し込んで成形していきます。お手本に近づけば近づくほど、点数が高くなるといったゲームです。

動きとしては地味ですが、これがなかなか面白い。リングコンを押し込みすぎると細くなってしまいますし、逆に押し込みが足りないと形がうまく作れません。それに加え、膝の曲げ具合も固定する必要があります。お手本に似せて作れたと思っても、重ね合わせてみると意外と違っていたり、点数の判定がシビアだったりと、一筋縄ではいかないゲームなのです。

正直このゲームの面白さは、文章では伝わらないと思います。というより、やってみないとわからない、そんな面白さです。ちなみに他のミニゲームに関しても、ろくろ回しと同様、一筋縄ではいかない難易度設定がされているので、すぐに飽きてしまうことはありませんよ。
優秀なトレーナーにアドバイスがもらえる安心感
一人では続かないトレーニングも、トレーナーがいればモチベーションも保ちやすくなります。とは言えジムに行くのは時間もお金も必要。都心部であれば問題ないですが、郊外だと近くにジムがない地域も多くあります。
その点リングフィットアドベンチャーには、優秀なトレーナーが付いています。動き方を教えてくれるミブリさんと、動きに的確なアドバイスをくれるリングです。


トレーニングはミブリさんの動きをなぞればOK。ミブリさんの動きを見ながら、その通りに動かすだけです。どんなトレーニングでも、正しい動き・正しい姿勢でなければ効果は半減してしまうとのこと。お手本が常にいてくれる安心感は非常に強いですね。

リングはアドベンチャーモードの相棒的ポジションのキャラクターですが、他のモードにおいても的確なアドバイスをくれる存在です。『いいね!』『完璧!』『あと1回!』『よくやり切ったね!』。これらセリフでタイミング良く励ましてくれるので、モチベーションを保ち続けることができます。

そのほか、音楽や点数などの細かな演出も、非常に良く考えられています。ヨガのようにゆっくりした動きには、ゆっくりした音楽を。連続する反復運動には、アップテンポの音楽と達成感のある効果音を。さすがWii Fitで一大ブームを作った任天堂だと感じさせる完成度です。優秀なトレーナーが常にいてくれる安心感は、かなり大きいですね。

最後に
以上が、リングフィットアドベンチャーを1週間遊び倒してみたでした。
正直、この記事だけでリングフィットアドベンチャーの良さをすべて語ることはできません。詰まりに詰まったフィットネスメニューの数々。モチベーションアップのため、考え抜かれた演出たち。発売から2週間ほどの今でも、品切れなのも頷けます。
たった1週間しか使っていませんが、それでも過去のWii Fitのように一大ブームになりそうな雰囲気をひしひし感じます。もし購入を考えているのであれば、早めに動くことをおすすめします。長期の品切れになることも予想されますので…