皆さん、スマートフォンで動画は撮りますか?撮りますよね?むしろ、ビデオカメラを使うほうが少ない、そんな時代が来てしまいましたよね。
スマートフォンでの動画撮影は非常に手軽です。手軽すぎて無駄にたくさん撮って、内部メモリーを圧迫してしまうなんてこともしばしば。でも、スマートフォンで動画撮影をすると、気になるものがありますよね。そうです。手振れです。あれだけはどうしても気になってしまいます。
そんな手振れを、めちゃくちゃ簡単に無くせてしまうアイテムがあると聞いたらどう思いますか?しかも、自撮りにも使える優れものと聞いたらどう思います?
欲しいですよね。使いたいですよね。
今回紹介するのは、そんな思いを実現させてしまう低価格スマートフォン用ジンバル「Zhiyun Smooth 4」です。
これ、本当にすごいですよ!
目次
そもそもジンバルって何?
ジンバルとは、動画を撮る際の手振れを減らす機械です。センサーで傾きを検知し、小型モーターによる制御で手振れを補正してくれます。
同じようなものにスタビライザーがありますが、スタビライザーは重りを使って手振れを減らします。そのため重く、手振れ補正の度合いもそこそこといったところです。
一方、ジンバルは作りによりますが、比較的小型かつしっかりと手振れを補正してくれます。特に今回紹介するジンバルは、手振れ補正の性能もよく、スタビライザーほど大きくないことから、スマートフォンとの相性がぴったりです。
ジンバルってどんな時に使うの?
ジンバルを使う場面として考えられるのは、下記の3つです。
- 運動会や公園などで家族を撮影する場合
- 友人や恋人との旅行風景を撮影する場合
- 街歩きなどのライフログ的動画を撮影する場合
それでは、これらについてもう少し具体的に説明していきますね。
運動会や公園などで家族を撮影する場合
お子さんをお持ちの方などは、運動会や公園など広い場所での撮影を行うことが多いと思います。その際、皆さんはどのようなものを使っているでしょうか。スマートフォンを利用する方や、専用のビデオカメラを利用している方など、様々だと思います。
しかし、動きの速いお子さんを撮影するのは、至難の業。撮影できたとしても手振れの多い動画になっていることがほとんどです。また、撮影者自身が動きながら動画を撮ることも多いと思います。
そのような場合に利用するのがジンバルです。ジンバルを利用することで手振れがなく、見ていて心地の良い動画を撮影することが可能です。また、お子さんが走る後姿を、ローアングルで追従するような動画も撮影可能となります。ジンバルを利用することで、素晴らしい映像をお子さんの成長記録として残すことができるのです。
友人や恋人との旅行風景を撮影する場合
友人や恋人との旅行風景の場合、多くの人が自撮りモードで撮影することになると思います。自分のことも映しつつ、友人や恋人、その場の雰囲気を切り取るといった使い方です。現在は自撮り棒などを利用している方も多いと思います。
旅行中または旅行の後に、撮影した動画を見返したり、またはInstagramに投稿して楽しみを共有する。その動画をもう少しアップグレードできたら、より楽しい旅行ができると思いませんか?
今回ご紹介するジンバルは、自撮りモードでの撮影も行うことができます。また、縦画面でも横画面でも撮影が可能であり、持ち手の部分が長くとられているため、自撮り棒のような使い方もできます。そのうえ、手振れのない非常に滑らかな映像が撮れる優れモノです。これを使えば、インスタ映えを狙った動画も取り放題ですよ!
街歩きなどのライフログ的動画を撮影する場合
街歩きって楽しいですよね。おしゃれな街だけでなく行ったことのない街、自分の住む街だって少し違った道に入るだけで、新たな一面が見えてきます。
その街歩きがもっと楽しくなると言ったら、どうでしょう。毎日の散歩でも構いません。いつもの行動に少しスパイスを加えるだけで、新たな楽しみ方が見つかるものです。
そこで今回皆さんにお勧めするのが、ジンバルを活用した街歩きです。ジンバルで撮影しつつ街歩きを行うことで、新たな発見を記録したり、それを仲間と共有することができます。
また、最近は歩数やGPSによるトラッキングなどにより、自身の生活を記録しておく方も多いのではないでしょうか。そのようなライフログとしても、ジンバルは非常におすすめです。
最初は少し照れ臭いかもしれませんが、それ以上のリターンが必ずあるはず。皆さんも、ジンバルを利用したライフログ、始めてみませんか?
Zhiyun Smooth 4レビュー
長々と書いてきましたが、本題です。今回ご紹介するのは、Zhiyun(ジウン)から4月に発売された、Smooth 4というジンバルです。
以前も、Smooth Qという低価格ジンバルを発売しており、日本でも人気となりました。Zhiyun Smooth 4はSmooth Qの上位モデルのような位置づけのようです。
今回実際に購入しましたので、使用感もあわせてご紹介いたします。
スペック
製品名 | Zhiyun Smooth 4 |
色 | ブラック ホワイト |
電圧 | 7.4V |
積載重量 | 75g~210g |
バッテリー | 2000mAh |
充電時間 | 3時間 |
連続駆動時間 | 12時間 |
ピッチ回転角 | 0~240度 |
ロール回転角 | 0~240度 |
動作温度 | -10~45度 |
対応スマホサイズ | 62 ~ 85mm |
サイズ | 32.80 x 12.30 x 10.50 cm 547g |
発売日 | 2018年4月13日 |
付属品
箱から出してみると、専用のケースに入った形で出てきます。内容は、本体と三脚、充電用のケーブルです。三脚も入っているところが大きなポイントですね。
三脚も非常にしっかりしており、別途三脚を購入する必要はありません。追加で購入する必要がないという点も魅力的です。
クイックスタートガイドとZY Playという専用のスマートフォンアプリのインストールマニュアルが付属されています。今回はAmazonで購入しましたが、箱の外に日本語のユーザーマニュアルが付属されていました。日本語のマニュアルもありますので、安心して利用できますね。
使用感
Zhiyun Smooth 4を早速使ってみました。ボタン類がたくさんありますが、電源を入れればすぐにジンバルとして機能するためそこまで悩むことはありません。
ボタン類のほとんどは専用アプリと連動させて使うものですが、Zhiyun Smooth 4に電源を入れるだけで手振れ補正など基本的な機能は使えるため、スマートフォンにもともと入っているカメラアプリを利用しても問題ありません。
Zhiyun Smooth 4を使って実際に撮影してみると、その違いに驚きました。まず、思っていた以上に手振れが軽減されます。特に、横に流して撮影する際の滑る感じは癖になります。階段など、縦揺れが起きやすい場面でも利用してみましたが、非常に滑らかな映像が撮れます。
ただ、少し残念に思ったのが、専用アプリの出来があまりよくないということです。iPhone版とAndroid版の二つがありますが、Android版の出来があまりよくありません。(iPhone版はそこそこ使えるとのことでした。)
とはいえ、純正のカメラアプリでも問題なく使えますし、アプリ自体は頻繁にアップデートが重ねられているようなので、今後よくなると思われます。
最後に
Zhiyun Smooth 4をご紹介しました。手軽に動画が撮れて、簡単に共有ができるスマートフォン。そのスマートフォンの性能を最大限に発揮してくれるのが、このZhiyun Smooth 4というジンバルです。
皆さんも、Zhiyun Smooth 4を使って周りの人とは一味違う映像を撮影してみませんか?きっと、皆がうらやましがる映像が撮れるはずです。いろいろな場面で活用し、周りに自慢しちゃってくださいね!