最近ソロキャンプデビューした私ですが、何を思ったのかランタンを買うのを忘れていました。キャンプに行ってから気づきました。あれれ、周りを照らすものがないぞ、と。
そんなこんなで購入したのが、ジェントスエクスプローラーシリーズのSOL-013C。今回実際にキャンプで使ってみましたので、SOL-013Cを詳しくレビューしていきます。
結果的に言えば、小規模キャンプにはこれ1台で問題なしの性能です。ソロキャンパーの私としては、まさに大満足のLEDランタンSOL-013C。良いところも悪いところもすべてひっくるめて書いていきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
ジェントスSOL-013Cの基本的なスペック
最初にSOL-013Cの基本的なスペックを確認しておきましょう。以下がSOL-013Cの基本的なスペックをまとめた表です。
特徴 | ・発光色を白色・昼白色・暖色に変更可能 ・光量を無段階に調節可能 ・ろうそくのような炎の揺れを再現するキャンドルモード搭載 ・ゆっくりと点灯/消灯するスローライティングスイッチ機能搭載 ・ランタンを逆さに吊るせるビルトインフック搭載 ・光のムラを抑えて全体を均一に照らすストライプトップカバー搭載 ・電池容量低下を赤色点灯でしらせるバッテリーインジケーター機能搭載 |
使用光源 | ・高純度チップタイプ白色LED×6個 ・高純度チップタイプ暖色LED×6個 |
明るさ | ・白色モード:最大530ルーメン ・昼白色モード:最大340ルーメン ・暖色モード:最大250ルーメン |
点灯時間 (光量で変動) |
・白色モード:20~330時間 ・昼白色モード:38~360時間 ・暖色モード:40~350時間 ・キャンドルモード:180時間 |
本体サイズ | 幅9.8cm×高さ18.8cm |
本体重量 | 830g(電池含む) |
使用電池 | 単1アルカリ乾電池3本 |
防水性能 | 防滴仕様(IPX4準拠) |
ジェントスSOL-013Cを実際に使ってみたレビュー
それではSOL-013Cをレビューしていきます。画像多めで書いていきますので、実際に使った時のイメージも湧きやすいはず。ぜひあなたのキャンプスタイルと比較しつつ、読んでいってくださいね。
シンプルな外観の中に便利機能がぎっしり
まずは外観から。SOL-013Cは以下画像のような感じで、見た目はかなりシンプル。操作ボタンはたったの1つと、かなり洗練された印象です。
スペックにも書きましたが幅9.8cm×高さ18.8cmと、そこそこのコンパクトサイズ。重さは830gなので見た目よりもずっしりしていますが、底面の滑り止め加工と相まって、安定感は非常に高いです。
SOL-013Cの上部には、滑り止め加工がされたハンドルが付いています。大き目に作られていることもあって、持ちやすさは抜群です。
それに加え、別途ハンガーフックが付属されます。ハンガーフックを使うことで、ハンドルがかからないような場所でも、容易に引っかけることが可能です。ハンガーフックを本体に内蔵することはできないので、保管場所に困るのがちょっとした懸念点の1つですかね。
また、底面にもフックが付いています。こちらは本体内蔵の折りたたみ式。フックをぐっと持ち上げると、下記画像のようになります。キホンスペックに書いたビルトインフックがこれにあたります。
これが非常に便利でして、ランタンを上下逆さに引っかけることができるようになっています。同時に、ランタン上部についているカバー(ストライプトップカバー)を外すことで、下記の通りテントから全体を照らすこともできます。
使用する電池は単1電池を3本。こちらは購入時に付属されませんので、別途購入しないといけません。
単1電池ですので、ランニングコスト的には難ありですかね。少しでもランニングコストを抑えたい方は、スペーサーや充電池の使用をおすすめします。
発光モードは4種類 明るさも変更できる
基本スペックにも書いた通り、発光モードは4種類あります。白色モード・昼白色モード・暖色モード・キャンドルモードで4種類です。
まずは白色モードから。なお下記は、暗闇だと明るすぎて色合いが伝わらないため、昼間に撮影した画像になります。530ルーメンありますので、昼間でもその明るさが分かりますね。
次に昼白色モード。白色モードと比べ大きくは違いませんが、白色モードよりも少し優しい白色に見えます。数字上は最大340ルーメンの昼白色モードですが、場合によっては白色モードよりも明るく見えるかもしれません。
最大250ルーメンの暖色モードは、明るさよりも雰囲気重視といったところでしょうか。雰囲気を楽しみたい場合や、テント内を強く照らしたくない場合に使えると思います。
最後にキャンドルモードです。暖色モードの光量がランダムに変化するモードでして、ろうそくの炎のような揺れを再現しています。まさに雰囲気特化のモードですね。以下にキャンドルモードのgif画像を用意しました。少し分かりにくいですが、ゆらゆらと揺れている感じは伝わると思います。
1つのランタンで4つの役割が担えるというのは、嬉しいポイントです。それだけキャンプを楽しむ幅が広がりますし、雰囲気に合わせて複数のランタンを持参する必要はありません。そういった面からも、コストパフォーマンスの高さが光ります。
なおSOL-013Cは、光量を100%~10%の間で無段階に変更できます。光量調整はボタンを長押しする方式のため細かな調整が難しいという欠点はありますが、利用の幅が広がることは確かです。光量によって電池持ちも変わりますので、光量を小さくして燃費を良くするというのもアリですね。
広い範囲はさすがに無理だがソロには十分の光量
530ルーメンとは言え、暗闇を広範囲に照らすことはできません。照らせるのは精々周囲3m程度。ファミリーキャンプのように、広範囲を照らす必要がある場合には、向いているとは言えません。
以下画像が、実際に暗闇の中で使った様子です。撮影機材の関係で光源の中心に関しては目視と違っていますが、周囲の照らされ方は目視とほぼ同じになるよう調整にて撮影しました。
焚き火台の横で使うとこんな感じ。見ての通り手元の視認性は十分です。ソロキャンプや少人数でのキャンプであれば、SOL-013Cが1つあれば十分と言えます。私もこのランタンを頼りに焚き火を行いましたが、特に困ることなく火おこしをすることができました。
もしファミリーキャンプで使うのであれば、SOL-013Cを複数用意することをおすすめします。より明るいランタンをメインランタンとして、SOL-013Cをサブランタンにするというのも、有効な手段の1つです。
ちなみに、SOL-013Cより明るいランタンとしては、以下のものがおすすめです。同じメーカーのジェントスが作っている1300ルーメンのLEDランタンになります。
テント室内ならこれ1つでOK
ファミリーキャンプの野外では心もとないSOL-013Cですが、テント室内に限ってはそうではありません。テント室内であれば、SOL-013Cが1つあれば全体を十分照らしてくれます。
私の使っているのは、コールマンのエクスカーションティピー/325でして、カタログスペック上は3~4人まで使えるワンポールテントです。SOL-013Cのカバーを外し、テント上部に逆さに取り付けたのが以下の画像になります。
正直言って、テント上部は直視できないほどの明るさです。テントの床はどうなっているかといいますと、以下画像のように視認性は抜群です。夜9時ころで周りには全く明かりがないような状況の中でも、寝袋の細部まで確認することができます。
クッカーなど小物類もかなり見やすい状態です。ここまで明るく照らしてくれるとは思っていませんでした。テント内であればメインランタンとして使っても問題はなさそうですね。
最後に
以上が、ジェントスSOL-013Cはソロにぴったりのランタンだったでした。
明るさもばっちりで雰囲気作りにも問題なし。テント室内を上から照らせる機能も装備と、お値段以上の便利さです。これだけのランタンが5,000円以下というのは、正直驚きました。
小規模キャンプにはメインランタンとして使えますし、ファミリーキャンプであればサブランタンとしても使えます。私としては、胸を張っておすすめできる優秀ランタンですよ。