私も同じ考えでした。キャンプに行きたいけど、何を揃えればいいのか。キャンプを楽しみたいけど、できるだけコストはかけたくない。そう思いつつ、長い時間をかけて調べた結果、見つけました。『これだけ揃えればOK!』という道具一式を。
この記事は、筆者がソロキャンプを行うために購入した道具一式と、それらを選んだ理由をまとめたものです。もちろん、このセットをすべて購入しないといけないわけではありませんし、この記事の一部を参考にするだけでもOKです。
なお、筆者は完全なるキャンプ初心者という訳ではなく、複数人での泊まり込み登山を何度か行った経験があります。キャンプに対する知識はそこそこありますが、ソロキャンプという面では初心者ですので、そういった観点も含めてこの記事を書いています。
この記事が、あなたの楽しいキャンプ生活の助けになれば幸いです。
目次
ソロキャンプに最低限必要なものについて
まずはソロキャンプに最低限必要なものを解説しておきます。必要なものは大きく分けて以下2つです。
- テント周りの道具(寝具)
- 食事用・休憩用の道具
なおここでは、簡単な料理のみを行うという前提です。簡単な料理とは『家で切ってきた食材を炒めるだけ』だったり、『カップラーメンのお湯を沸かすだけ』を指します。
もう少し複雑な料理を行いたい場合は、コンパクトまな板やキッチンばさみなど、調理器具を追加で持っていくようにしてくださいね。
テント周りの道具(寝具)について
ではまず、テント周りの道具について。キャンプをする際の一番の肝であり、言い換えればこれらの道具がなくては、キャンプになりません。(車中泊やコテージ泊の場合を除いて)
以下4つが、最低限必要なテント周りの道具一式です。
- テント
- テント下に敷くグランドシート
- 寝袋
- 寝袋下に敷くマット
キャンプ道具の中で、金額が張るのがこの部分。特にテントは高額なものが多く、上を見ればきりがありません。現在は格安のテントも数多くありますが、安かろう悪かろうが如実に表れやすいのがテントでもあります。
設営の楽さ。室内空間の広さ。風通りの良さ。耐水性の良さ。テントには多くが求められ、感じた不満がそのままキャンプ全体への不満になります。テントの良さは、キャンプの快適さ。無理のない範囲で、良いテントを選ぶようにしてくださいね。
食事用・休憩用の道具について
次に食事用・休憩用の道具についてです。こちらは、キャンプの楽しさに繋がる部分。選び方次第で、金額を抑えることができる部分でもあります。
雰囲気を楽しみたいのか、食事を楽しみたいのか。様々な過ごし方がありますが、この記事では最低限必要なものを解説していきますね。
以下4種類が、最低限必要な食事と休憩用の道具一式です。食事用の道具がメインとなっています。
- バーナー
- 小型鍋
- テーブル
- 椅子
上でも書きましたが、しっかり料理を楽しみたい方は、コンパクトまな板やキッチンばさみ、大き目の鍋(コッヘル)を用意すると良いです。また、より快適なリラックス空間を作りたい方は、簡易的な屋根代わりに使える『タープ』を用意すると良いですよ。
ソロキャンプ用に買い揃えたモノと選んだ理由をまとめてみた
ここからが本題になります。筆者がソロキャンプ用に買い揃えたものと、その理由を書いていきます。こちらに関しても、テント周りの道具と食事・休憩用の道具の2つに分けて書いていきますね。
買い揃えたテント周りの道具まとめ
筆者が買い揃えたテント周りの道具は以下の4つです。
- テント:コールマン ワンポールテント エクスカーションティピー325
- グランドシート:コールマン マルチグランドシート ティピー325
- 寝袋:コールマン コルネットストレッチ2
- マット:キャプテンスタッグ キャンプマット 1人用
それでは各々について、特徴と選んだ理由を書いていきますね。
コールマン ワンポールテント エクスカーションティピー325
- ソロキャンプには十分すぎる広さ
- ワンポール式のため設営が簡単
- 価格の割に高性能
筆者がソロキャンプ用に購入したテントがこちら、コールマンのワンポールテント、エクスカーションティピ―です。こちらのテントは3~4人用となっていますので、ソロキャンプであれば、室内をかなり快適に使うことができます。
こちらのテントは、ワンポール式です。ワンポール式とは、テントの中心にポールを一本立てて設営する形のもの。テントを地面に広げた状態から、テントの中にポールを1本差し込み、ポールを立てれば設営はほぼ完了。あとは、雨でもテント本体が濡れないようにする『フライ』をかぶせるだけです。
実際にAmazonのレビューでは、女性の方がソロキャンプ用に購入したところ、設営も簡単にできているとのこと。『価格の割に耐水性が高く、風通しも悪くないため評価が高い』というところも、筆者がこのテントを気に入った理由でもあります。
なお、3~4人用となっていますが、それは寝るだけの場所として考えた場合。荷物置き場や寝る場所を考えると、快適な空間づくりには2人が限界ですね。
コールマン マルチグランドシート ティピー325
- エクスカーションティピ―325の設営が簡単になる
- 対水圧が高く、雨の中でもテントが濡れにくい
コールマン純正のワンポールテント用グランドシートです。コールマンの別テント、ウインズライトティピー325用に作られたものですが、エクスカーションティピー325も同じ寸法のため、エクスカーションティピ―325にもぴったりです。
このグランドシートを使うことで、楽になることがあります。それは、テント設営場所が簡単に決められるということ。グランドシートを地面に敷くことで、ペグ(テント固定用の金具)の差し込み位置が明確になります。
私自身、テント設営をできるだけ楽に済ませたい気持ちが強く、この純正グランドシートを選択しました。キャンプ場に行ってから、イライラしたくありませんしね。
なお、正直に言いますと、グランドシートはブルーシートでも代用できます。が、やはりブルーシートでは耐水性や使い勝手において、力不足感は否めません。耐水性が低いと、テントの外側が濡れていないのに、テントの底から濡れてきて、全く寝れなくなってしまうことも。金額は張ってしまいますが、純正グランドシートの購入をおすすめします。
コールマン コルネットストレッチ2
- ストレッチ性があり全身をほどよく包み込んでくれる
- 手足が出せて防寒着としても使える
- 洗濯機で丸洗い可能
名前の通り、ストレッチ性が特徴の寝袋です。ストレッチ性により、寝袋と体の間に隙間ができにくく、温かさを逃がさないようになっています。加えて、体によくフィットしますので、寝苦しさを感じずに眠れます。(実際に筆者が使ってみた際の感想です。)
以前登山をしていた時は、安い寝袋を使っていました。一夜過ごして朝になると、『疲れが取れていないなぁ』と感じることがしばしば。その時は、寝袋なんてそんなもの、と思っていましたが、コルネットストレッチ2を使ってみたら違いました。寝心地って本当に大事です。
また、この寝袋は、着ていながらも手足を出せる優れもの。寝袋としてだけでなく、防寒着としても使えますので、急な冷え込みにも対応できます。洗濯機で丸洗い可能ですので、汚れてしまっても問題なし。価格以上のポテンシャルを持った、コスパ高めの寝袋です。
キャプテンスタッグ キャンプマット 1人用
- 低価格ながらも高性能
- 広げるだけで使える手軽さが〇
キャンプサイトは一見平らなように見えて、意外とデコボコしているもの。夜になると地面からの冷えもあり、地面から受けるストレスは想像以上です。キャンプマットは、そんなストレスを軽減してくれるアイテムです。
キャンプマットに関しては、そこまで高価なものを買う必要はありません。安価なものでも十分機能を果たしてくれます。私の場合、価格・軽さ・手軽さを総合して、キャプテンスタッグのキャンプマットを購入しました。
もちろん、お高いキャンプマットには、それ相応の快適さがあります。予算に余裕があるのでしたら、より性能がよく、より長く使えるものを選んでるのもアリですよ。
買い揃えた食事・休憩用の道具まとめ
筆者が買い揃えた食事・休憩用の道具は以下4つです。
- バーナー:イワタニ ジュニアコンパクトバーナー
- 小型鍋:コールマン パックアウェイ ソロクッカーセット
- テーブル:キャプテンスタッグ アルミ ローテーブル
- 椅子:コールマン インフィニティチェア
それでは各々について、特徴と選んだ理由を書いていきますね。
イワタニ ジュニアコンパクトバーナー
- 家庭用カセットボンベが使える
- 小型でも火力十分
ソロで簡単な料理をするだけであれば、イワタニのジュニアコンパクトバーナーがおすすめです。家庭用のカセットボンベが使えるため、ランニングコストを安く抑えられますし、火力も十分に出る、小型軽量の優秀バーナーです。
キャンプ用のバーナーには大きく2種類ありまして、家庭用カセットボンベ(CB缶)が使えるものと、アウトドア用の丸いボンベ(OD缶)が使えるものがあります。アウトドア用のボンベは、高地や寒冷地でも使えるものですが、その分価格が高いのが特徴です。
通常のキャンプ目的であれば、家庭用カセットボンベが使えるバーナーが最適。こちらのバーナーは日本製ということもありますし、お値段も手ごろですので即決しました。もっと安いバーナーもありますが、火を扱うのであれば日本製が安心ですよ。
コールマン パックアウェイ ソロクッカーセット
- 表面コーティングが付いていて使いやすい
- 持ち手が熱くなりにくい
- イワタニ ジュニアコンパクトバーナーが収まる大きさ
ちょっとした料理に最適なクッカーセットがこちらです。内側の表面にコーティングがされているので、ちょっとした汚れをサッと拭くだけで、後片付けが終わってしまうのは嬉しいポイントですね。
持ち手が熱くなりにくいのも大事な特徴です。安いクッカーはたくさんありますが、バーナーで鍋を温めると同時に、持ち手が熱くなってしまうものも。その場合、鍋掴みが別途必要になるなど、キャンプには向いていません。
加えてこのクッカーセット、イワタニジュニアコンパクトバーナーがハードケースごとぴったり収まる寸法になっています。こういった使い勝手の良さを全部ひっくるめた結果、コールマン パックアウェイ ソロクッカーセットの購入に至りました。
キャプテンスタッグ アルミ ローテーブル
- 低価格ながら性能は十分
- イワタニ ジュニアコンパクトバーナーと相性抜群
キャプテンスタッグのアルミローテーブル。バーナーとクッカーを使うのにぴったりなサイズだったため購入しました。
お手頃価格ながら、その性能は十分なものです。収納時は折りたたむことでかなり小さくなりますし、アルミテーブルですので重くもありません。耐荷重は30kgと、想像以上の性能です。テント外では料理用のローテーブルとして、テント内ではちょっとした机としても使えます。
ちなみにこのローテーブル、『偽物が送られてきた!』とのAmazonレビューがちらほらとあります。Amazonマーケットプレイスのいずれかの店舗のせいだと思いますが、念のため届いたらすぐにキャプテンスタッグのものか確認した方が良さそうです。もし偽物でしたら、すぐに返品の手続きをすればOKですよ。
コールマン インフィニティチェア
- とにかく楽に座りたかった
- 重いがそれでも欲しかった
すみません。この椅子に限っては、最低限必須の椅子ではありません。というより、他の椅子の方が良いかもしれません。
というのもこの椅子、かなり大きくて重いです。折りたたむことはできますが、それでもそこそこの大きさ。重さは約9kgと、持ち運びはかなり大変。大きさ、重さはアウトドア用とは言い難いかもしれません。
それでもなぜこの椅子を買ったのか。一言でいえば憧れでして、『自然の中、ゼログラビティ―状態でリラックスに浸りたい』、ただそれだけの気持ちで購入しました。
この椅子、ネットで少し調べればわかりますが、心地よさが最高という感想ががほとんどです。特に最大までリクライニングした『ゼログラビティ―モード』は、まさに無重力空間に浮いているかのような感覚。一度座ったら、立ち上がれないほどの心地良さです。
と、絶賛してみましたが、やはり重さ・大きさは致命的ですね。軽く、コンパクトで座りやすい椅子が欲しい方には、ヘリノックスの椅子をおすすめします。お値段はしますが、格安で同じようなタイプの椅子と比べ、座り心地が雲泥の差です。
最後に
以上が、ソロキャンプ用に買い揃えたモノと選んだ理由をまとめてみたでした。
ソロキャンプと言えども、必要なものはたくさんです。ですが、その道具をそろえた先には、快適かつ心地よいキャンプ生活が待っています。
最初にも書きましたが、この記事でまとめた道具一式を確実に揃える必要はありません。あくまでも、あなたが快適なキャンプを行うための参考程度。ぜひこの記事を参考にしつつ、楽しいソロキャンプに向けての準備を進めてみてくださいね。