この記事では、そんな悩みにお答えします。
かく言う私も、膝の痛みに悩んで10年以上。その辛さは、本当によくわかります。『もっと外出したい。でも、膝が痛くてあまり出歩きたくない。』膝が痛いと、ちょっとした外出だけでなく、旅行すらも楽しめなくなってしまいます。
では、なぜ膝が痛くなってしまうのか。もちろん骨格など身体的な特徴の影響もありますが、靴があなたの体に合っていないことも大きな原因の一つです。ウォーキングに適した靴を履けば、膝の痛みを確実に減らすことができます。
そこでこの記事では、どんな靴が膝に負担がかかりにくいのかを簡単に解説した後で、おすすめの靴をご紹介していきますね。
目次
膝が痛くなるのはどうして
膝の痛みの8割は関節の外部、つまり、膝の周りにある筋肉が原因と言われています。実際、医師の方も同じように言ってまして、来院してくる患者さんの8割ほどは、筋肉が原因なのだそうです。
では、膝の痛みを減らすにはどうしたら良いのか。それはやはり、筋肉への負担を減らすことが重要です。膝は上下の筋肉によって支えられていますが、この筋肉に対する負担を減らしつつ、徐々に鍛えることで、膝への支えがより強固になります。その結果、膝への痛みが軽減されていくことになるのです。
正直、このあたりは専門的な話になりますし、詳しく話すと長くなってしまいますので、このあたりで一度区切りとします。ここで知っておいて欲しいことは1つ。膝周りの筋肉への負担を減らすことが、膝の痛みの軽減につながるということです。
膝に優しい靴・足が痛くなりにくい靴とは
以下3つが、膝に優しい靴のポイントです。
- ソールの厚みが適切か
- 足首がぶれにくいか
- 推進力を補助する構造になっているか
それでは、一つ一つ細かく解説していきますね。
ソールの厚みが適切か
ソールとは靴底のこと。ソールは厚すぎても薄すぎてもいけません。ソールが適切な厚みになっていることが、膝に優しい靴の大前提です。
足は地面からの衝撃を、一番に受ける部分です。今の道路はアスファルトで舗装されていますので、転びにくい反面、足への負担は想像以上に大きくなっています。
ソールが適切な厚みであれば、足への衝撃を減らし、筋肉への負担を軽減できます。具体的な数値でいうと、ソールの厚みは3㎝前後がベスト。ただし、ソールの形状によってこの数値は前後しますので、これはあくまで目安になります。
基本的に、有名メーカーのウォーキングシューズであれば、ソールの厚みが適切になるように設計されています。この記事の下部分でも、おすすめのウォーキングシューズを紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
足首がぶれにくいか
靴底の問題を解決したら、次は足首です。足首から伸びる筋肉は、膝にもつながっています。足首への負担は、膝へも負担に直結してしまうのです。
では、足首がブレにくい靴とはどのようなものか。これに関してはいくつか種類がありますが、ウォーキングシューズの多くは、ソールの形状がポイントです。足首への圧力を分散する機能をソールに取り入れ、バランスを取りやすくすることで、足首をブレにくくしています。
正直、このあたりに関しては、その靴について詳しく調べる必要がでてきます。この記事で紹介する靴については、しっかり調査したうえで書いていますので、安心してくださいね。
推進力を補助する構造になっているか
推進力とは、前に進む力のこと。推進力を補助する構造になっていれば、それだけ楽にグイグイ歩くことができます。
普通の靴で歩いているときは、推進力に関してあまり気にしませんし、意識することもありません。ですが、良いウォーキングシューズを履いた時に気づきます。『あれ?何だか、前に進むのが楽だぞ』と。
足運びが楽になれば、それだけ筋肉への負担を減らせます。筋肉への負担が減れば、膝の痛みが軽減されます。推進力の補助は、ウォーキングシューズにとって、重要な要素の1つです。
ただしこの要素についても、詳しく調べないとわからないことが多いです。メーカーのホームページに書いてあったりしますので、気になる方は調べてみるのもアリですよ。
膝に優しいおすすめのおすすめのウォーキングシューズ5選
膝に優しいおすすめのウォーキングシューズをご紹介していきます。なお、紹介している靴のサイズは一例になります。Amazonや楽天市場のボタンを押せば、他のサイズが確認できますので、あなたに合ったサイズが見つかるはずですよ。
ミズノ ウォーキングシューズ LD40 Boa
ミズノから出ているウォーキングシューズ。デザインが気にならなければ、この靴一択です。そのくらい素晴らしい靴になります。
一番のポイントは、ソール内に組み込まれた『ミズノウェーブ』。クッション性と安定性を両立するための、ミズノ独自の技術です。これにより、地面から受ける衝撃を軽減しつつ、足首のブレを抑えることができます。
加えて、スムーズライドと呼ばれる設計により、推進力の確保にも成功。行きたいところまで、グイグイ連れて行ってくれる靴になっていますよ。
Boaシステムを採用していることも、大きな特徴の一つです。靴紐の代わりに、ワイヤーで足全体を程よく固定するため、驚くほど足にフィット。膝の痛みに悩む方には、全力でおすすめしたい靴ですね。
メレル ウォーキングシューズ ジャングルモック2.0
知る人ぞ知る高性能ウォーキングシューズ、メレルのジャングルモック。その最新作が、ジャングルモック2.0です。履きやすさ・歩きやすさ・安定感、3拍子揃った超優秀な靴です。
メレルはアウトドアシューズを得意とするメーカーでして、このジャングルモックもアウトドア用に作られたもの。その甲斐あって、でこぼこ道でもアスファルトの上でも安定感があり、長時間歩いていても疲れにくい靴になっています。
その理由は、独自技術『エアークッション』。着地時、かかとをカップ状に包み込んで圧力を分散。足への負担が軽減され、長時間の歩行でも疲れません。
また、ジャングルモック2.0からは、世界的に認められているビブラムソールを採用しました。前作ジャングルモックは、雨の日によく滑ると言われており、それが唯一の欠点でした。ジャングルモック2.0では、ビブラムソール採用により、その欠点を克服しています。
デザインも良く、足にも優しいジャングルモック2.0。どんな方にもおすすめしたいウォーキングシューズです。
アシックス ウォーキングシューズ GEL-MOOGEE
アシックスから出ている、街歩きに便利なウォーキングシューズGEL-MOOGEE。
ソールにグルーヴチェンジ構造を採用しています。グルーヴチェンジ構造とは、かかととつま先、足裏中央の溝を連動させる構造のこと。これにより、足への負担を軽減しつつ、推進力をも備えています。
また、ソールには反発性に優れたスピーバ素材と、衝撃吸収に優れたゲル素材の両方を搭載。適切な反発性とクッション性により、膝への負担を感じさせません。
加えて、GEL-MOOGEEはゴアテックスを採用しています。ゴアテックスは、登山靴にも採用されるほど防水性と通気性に優れた素材。雨の日でも足回りは快適です。
デザイン的にも機能的にも、街歩きにおすすめのウォーキングシューズ、GEL-MOOGEE。街歩きメインなら、GEL-MOOGEEで決まりですね。
ニューバランス ウォーキングシューズ 880
ニューバランス定番のウォーキングシューズ880。デザインと機能を両立した、人気モデルです。
ソールにはTRUFUSE構造を採用。これは、ニューバランスの靴に採用されてきたクッション性素材ABZORBと、高耐久素材ACTEVAの2つを融合したものです。
このTRUFUSE構造により、足への衝撃を緩和しつつ、安定性も確保。膝に負担をかけることなく、快適に歩き回ることができます。
機能だけでなく、ニューバランスのデザイン性は健在です。どんな服にでも合わせられる飽きの来ないデザインは、ウォーキングシューズとは思えないほどの完成度です。
ニューバランス好きの方であれば、迷わずこれ。配色のパターンも多いので、あなたに合ったものが見つかるはずですよ。
ヨネックス ウォーキングシューズ パワークッション
ビジネス用途にも使えるオールマイティな靴が、ヨネックスのパワークッションです。
ソールには、その名の通りパワークッションを採用。これは、7mの高さから落とした生卵が割れずに4m以上も跳ね上がるという、衝撃吸収かつ反発性に優れた素材です。これにより、足にかかる衝撃を吸収しつつ、推進力をも兼ねそろえたウォーキングシューズになっています。
加えて、この靴はサイドファスナーを搭載していますので、着脱が非常に楽。Boaシステムに比べると少し劣りますが、それでも毎回靴紐を結ぶ必要がないというのは、便利なところですよね。
無難なデザインですので、普段使いにも問題ありません。あまりカジュアルな靴はちょっと…という方にはこの靴ですね。
最後に
以上が、足が痛くなる人におすすめ最高のウォーキングシューズ5選でした。
膝の痛みを感じることなく、毎日楽しくウォーキング。ちょっとした外出も、旅行の観光地周りも。そのすべてが、今まで以上に楽しいものになるはずです。
ぜひあなたも膝に優しい靴で、もっとアクティブな生活を送ってみてくださいね。