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【画像で解説】コールマン エクスカーションティピーの建て方を徹底解説【設営のコツも】

【画像で解説】コールマン エクスカーションティピーの建て方を徹底解説【設営のコツも】

『エクスカーションティピーって、どうやって設営するの?』
『エクスカーションティピーって、一人でも設営できる?』
『ワンポールテントの設営って、どんなかんじ?』

といった悩みに答えます。

この記事では、コールマンのエクスカーションティピー/325の設営方法を画像付きで丁寧に解説していきます。設営時のコツなども併せて紹介していくので、ぜひ参考にしていってくださいね。

 

準備物と設営の流れについて

エクスカーションティピー設営時の準備物はこれ

  1. コールマンエクスカーションティピー/325
  2. コールマンマルチグランドシートティピー325
  3. エリッゼステーク28㎝ × 16本
  4. 100円均一のゴムハンマー

 

コールマンエクスカーションティピー/325

今回の主役。コールマンのワンポールテント、エクスカーションティピー/325です。18,000円という価格で対水圧約3,000mmの3~4人用という、高コスパなテントになります。

なお、3~4人用になっていますが、快適に使うには2人程度までが限界だと思います。3人となると荷物の置き場に困りますし、4人となると寝袋をぎっしり並べてギリギリ寝れるくらいの広さです。

 

コールマンマルチグランドシートティピー325

テントの下に敷くグランドシート。グランドシートを敷くことで、テント下からの浸水を防ぐことができます。加えて、テント底に傷がつきませんので、結果的にテントの寿命を延ばすことになります。

グランドシートは純正でなくてもOK…と言いたいところですが、正直言って、マルチグランドシートティピー325を使ったほうが格段にテント設営が楽になります。

設営手順部分にて詳しく解説しますが、初心者の方や楽にテント設営をしたい方は、ぜひ純正のマルチグランドシートティピー325の購入を検討してみてくださいね。

 

エリッゼステーク28㎝ × 16本

エクスカーションティピー/325にもペグが付属されますが、あまり使い物になりません。すぐに曲がったり折れたり、場所によってはうまく刺さらないことも。遅かれ早かれ、ペグは別途購入することになります。

私のおすすめは、エリッゼステークの28㎝モデル。ペグ界でもかなり有名なペグでして、曲がらない・折れない・錆びない・刺しやすいとかなりの高評価。価格はちょっとお高いですが、安心して使えるペグです。

なお、エクスカーションティピー/325で使うペグは全部で15本ですので、8本セットを2つ購入すると良いですよ。

 

100円均一のゴムハンマー

快適な設営のためには、専用のペグハンマーを用意したほうが良い…とわかっていながらも、私は100円均一のゴムハンマーを使っています。

100均のゴムハンマーなのでペグ打ちにも力がいりますし、強度的にも問題はあります。とは言え、100円という価格は魅力的。快適とは言い難いですが、設営は可能です。

お財布に余裕がある方や、少しでも快適に設営したい方、力に自信がない方であれば、専用のペグハンマーの購入をおすすめします。ちなみに以下が、評価が高く信頼できるペグハンマーです。エリッゼステークに最適な設計となっています。

 

設営は3ステップでOK

エクスカーションティピーの設営は、大きく分けて3ステップで終わります。以下がその3ステップです。

  1. グランドシートを敷く
  2. インナーテントを張る
  3. フライシートをかける

この中で一番大事なステップが、1番の『グランドシートを敷く』です。グランド―シートがうまく固定できれば、テント設営はほぼ完了と言っても過言ではありません。

それでは、各ステップについて画像付きで解説していきますね。

 

エクスカーションティピーの設営方法を画像で解説

グランドシートを敷く

まずはグランドシートを敷いていきます。コールマンのタグが付いている方を上にして、平らな地面にグランドシートを置きます。

コールマンのタグが付いている面を上にして置くコールマンのタグが付いている面を上にして置く

なお、グランドシートを置く際は、グランドシート奥側の長辺右方向から風が吹いてくるようにするとよいです。とは言え、風向きはすぐ変わったりするので、あくまで目安ですね。グランドシート手前の長辺が入口になります。

風向きに注意して設置風向きに注意して設置

グランドシートの各頂点から伸びるゴム紐を、ペグで固定していきます。ここが非常に重要でして、ゴム紐がピンと張るようにしてください。その際、対角にペグを刺すと固定しやすいです。あとでテントの紐を引っかけていくので、ペグはあまり深く刺さないようにしてください。

グランドシートは雨がテントとグランドシートの間に入らないよう、テントよりも小さく作られています。ゴム紐をめいっぱい伸ばして固定したペグにテントの紐を引っかけることで、テントがきれいに張れるよう設計されています。
ゴム紐をピンと張った状態でペグで固定ゴム紐をピンと張った状態でペグで固定

下記画像のように、グランドシート全体がピンと張った状態になればOKです。シワが寄っていたり、各頂点から伸びたゴムが曲がっている場合は、ペグを刺し直して微調整するようにしてください。

グランドシート全体がピンと張っていればOKグランドシート全体がピンと張っていればOK

 

インナーテントを張る

グランドシートが敷けたら、インナーテントを張っていきます。グランドシート手前の長辺が入口になるので、インナーテントの入口部分(コールマンのロゴが入っているところ)をグランドシート手前の長辺部分に合わせて置きます。

インナーテントの各頂点から伸びる紐を、グランドシートを固定したペグに引っかけていきます。

テント各頂点から伸びた紐をペグに引かっけていくテント各頂点から伸びた紐をペグに引かっけていく

全ての紐をペグにかけると、以下画像のようにテント底面の各辺がピシッと張れた状態になるはずです。

純正グランドシートがおすすめの理由がこれです。グランドシートがきれいに敷ければテントもピシッと張れますし、設営場所が明確に決まります。テント側面の張り具合を確認しながらペグを刺し直す必要がなくなるので、設営時間も抑えられます。
テント底面の各辺がピシッと伸びていればOKテント底面の各辺がピシッと伸びていればOK

次にポールを取り出します。ポールは前室用ポールとメインポールの2つです。これら2つを、

前室用ポールとメインポール前室用ポールとメインポール

伸ばします。

伸びたポールたち伸びたポールたち

伸びたら、テント入口のファスナーを開けて、テント内側の頂上部分にメインポールのランタンフックがある側の先端をあてていきます。なお、頂上部分は灰色の分厚い生地になっているところです。

メインポールをインナーテントの頂上部分にあてるメインポールをインナーテントの頂上部分にあてる

メインポールが先端部分にあたったら、上方向にめいっぱい押し上げてください。するとテントが立ち始めます。テントが立ち上がったら、メインポールの反対側をテント底面のホルダーに差し込みます。この際、メインポールをテント側面に引きずると破れる恐れがあるので、注意してください。

メインポールをテント底面のホルダーに差し込むメインポールをテント底面のホルダーに差し込む

これでインナーテントが立ちます。

テントが立った!テントが立った!

インナーテントが立ったら、入口の左右にある黄色い紐についた金具を、前室用ポールに差し込みます。

前室用ポールにテント側面の金具を差し込む前室用ポールにテント側面の金具を差し込む

前室用ポールの両端に金具を差し込んだら、黄色い紐をペグで固定します。このペグは黄色い紐専用ですので、深くまで差し込んでOKです。ただし、抜く際に困らないよう最低でもペグ最上部の穴は地面から出しておくようにしてください。

黄色い紐をペグで固定する黄色い紐をペグで固定する

前室用ポールは、以下画像のようになります。この時点では前室用ポールを固定していないので前後にかなりグラつきますが、気にしなくて大丈夫です。フライを上からかけたのち、フライの内側で固定することとなります。

インナーテント設営完了インナーテント設営完了

 

フライシートをかける

インナーテントの上からフライシートをかけていきます。フライシートは、インナーテントが濡れないようにする、レインコートのようなものです。

フライシートをインナーシートにかける前に、4か所ある空気穴を広げておきます。フライシートの頂上になる部分に3か所、フライシートの入口部分(コールマンのロゴがある場所)の近くに1か所あります。

フライシートの空気穴を広げるフライシートの空気穴を広げる

空気穴は下記画像のように、折りたたまれた支柱を対面のマジックテープに固定すれば広がります。

空気穴の支柱を対面のマジックテープに固定空気穴の支柱を対面のマジックテープに固定

インナーテントにフライシートをかけていきます。頂上が高いので少し大変ですが、頑張ってかけてください。インナーテントの内側に足を入れたりすると頂上に手が届きやすいです。

フライシートがかかったら、フライシートの頂点をインナーシートの頂上と合わせてください。

フライシートの頂点とインナーシートの頂上を合わせるフライシートの頂点とインナーシートの頂上を合わせる

インナーシートの入口(コールマンのロゴが付いたところ)と、フライシートの入口(コールマンのロゴの右にあるファスナー部分)をあわせます。フライシートの各頂点から伸びたゴム紐をペグに引っかけていきます。

フライシートのゴム紐をペグに引っかけるフライシートのゴム紐をペグに引っかける

前室用ポールをフライシート内部で固定していきます。下記画像の矢印の位置に固定バンドがあるので、フライシート入口のファスナーを開けて、フライシートの内側に入ります。

フライ内部にある前室用ポール固定バンドの位置フライ内部にある前室用ポール固定バンドの位置

固定バンドを前室用ポールに巻いて、マジックテープで固定します。3か所の固定バンドを前室用ポールに巻くと、フライシートの入口に立体感がでます。

固定バンドを前室用ポールに巻く固定バンドを前室用ポールに巻く

インナーテント入口上部の左右についた紐を引っ張って、テント上部をすぼめます。

インナーテントとフライシートがくっついていると、雨や朝露がインナーテントに浸透してくるので、それを防ぐためインナーテントとフライシートの間には隙間を作る必要があります。
インナーテント入口の左右についた紐を引っ張ってテント上部をすぼめるインナーテント入口の左右についた紐を引っ張ってテント上部をすぼめる

 

前室用ポールが固定出来たら、フライシートの入口を引っ張ってペグで固定します。入口向かって右側を若干緩ませた状態で固定すると、ファスナーが開けやすくなります。

フライシートの入口部分をペグで固定フライシートの入口部分をペグで固定

入口と反対側のフライシートを引っ張って、ペグで固定します。こちらは真っすぐにしっかりと引っ張って固定するようにしてください。

入口と反対側のフライシートをペグで固定入口と反対側のフライシートをペグで固定

フライシートから伸びている張り綱をペグで固定していきます。張り綱を伸ばす方向は厳密に決まっているわけではありませんが、インナーテントとフライシートの間にうまく隙間ができるような方向に、張り綱を伸ばすと良いです。本記事最後の完成写真を参考していただいても良いですよ。

フライシートの張り綱をペグで固定フライシートの張り綱をペグで固定

ペグを打ち込む位置は、テントから1mほど離れた位置が望ましいです。ただし、エクスカーションティピーに付属の張り綱には自在金具が付いていますので、そこまで厳密になくてもOKです。下記画像では、ペグ3本分ほど離れた位置にペグを刺しました。

ペグとテントの距離は1mくらいペグとテントの距離は1mくらい

張り綱をペグで固定したら、自在金具で張り具合を調整します。フライシートが壊れない程度にしっかり張るのがコツです。インナーテントとフライシートに隙間ができますので、テント内がより快適になります。

自在金具で張り具合を調整自在金具で張り具合を調整

最後にすべてのペグを地面にしっかり打ち込んでいきましょう。ペグが出過ぎていると暗闇で足を引っかけてケガをする原因になりますので、邪魔にならない程度に打ち込んでください。ただし、抜く際に困らないよう、ペグ最上部の穴は地面から出しておくようにしてください。

全てのペグをしっかり打ち込む全てのペグをしっかり打ち込む

これでエクスカーションティピーの設営完了です。お疲れさまでした。

エクスカーションティピー完成エクスカーションティピー完成

 

最後に

以上が、コールマン エクスカーションティピーの設営方法を徹底解説でした。

説明上だと面倒に思うかもしれませんが、実際手を動かしてみると、その楽さは想像以上。キャンプ初心者である私が一人で設営しても、15分程度で終わります。いやぁ、簡単。

ちなみに以前、かなりの雨風の中で使っても全く平気。雨風の音がうるさくて夜中に何度も起きましたが、テント内の空間は快適そのものです。エクスカーションティピーのコスパを痛感しました。

キャンプ初心者にも、ソロキャンパーにもおすすめのコールマン エクスカーションティピー。あなたもぜひこのテントで、快適なキャンプを楽しんでみてくださいね。