こんな悩みにお答えします。
この記事を読めば以下のことがわかります。
- PC用サラウンドヘッドホンの仕組みがわかります
- PC用サラウンドヘッドホンの接続方法がわかります
- PC用サラウンドヘッドホンを購入する場合のおすすめの価格帯がわかります
目次
サラウンドヘッドセットとは

まずは、サラウンドヘッドセットについて、簡単におさらいしておきましょう。サラウンドヘッドセットには、以下のような特徴があります。
- 音に包まれるような立体音響効果を持ったヘッドセット
- 主流は5.1chか7.1ch
- サラウンドヘッドセットを使うことで音の方向を瞬時に判断できる
通常、サラウンド環境というのは、たくさんのスピーカーを配置して作ります。身近な例で言うと映画館です。映画館では、非常にたくさんのスピーカーを設置して、映像と方向をリンクさせた空間を作り出しています。
このサラウンド環境をヘッドセットだけで作り出したものが、サラウンドヘッドセットになります。一般的には、5.1chと7.1chが主流です。この数字は、音の方向をどのくらい細かく分けているかを示したもので、5.1だと「正面・左前・右前・左後ろ・右後ろ」の5方向、7.1では、後ろ方向の音をより細かく分けて、7方向に音を分けています。
ですから、サラウンドヘッドセットを使うことで、音の方向を瞬時に把握することができます。敵の足音や銃声などから、今置かれている状況を理解し、有利にゲームを進めることができるのです。
と、ここまでがサラウンドヘッドセットの概要でした。次から本題に入っていきますね。
PC用サラウンドヘッドセットの種類

PC用サラウンドヘッドセットには、以下の2種類があります。
- リアルサラウンドヘッドセット
- バーチャルサラウンドヘッドセット
ん?バーチャルってどういうこと?本当のサラウンドではないの?
はい。実は、その通りなんです。
バーチャルサラウンドヘッドセットとは、仮想的にサラウンド効果を生み出したヘッドセットのこと。現在出ているPC用のサラウンドヘッドセットの大半は、このバーチャルサラウンドヘッドセットなんです。
逆に、リアルサラウンドセットは本当にサラウンド効果を生み出せているヘッドセットのことです。こちらは、あまり出回っていません。
では、なぜこのようなことになっているのか、その理由は、サラウンドヘッドセットの仕組みにあります。次では、リアルサラウンドヘッドセットとバーチャルサラウンドヘッドセットの仕組みについて、ご説明していきますね。
サラウンドヘッドセットの仕組み

まずは、リアルサラウンドヘッドセットについてご説明していきます。
リアルサラウンドヘッドセットの仕組み
リアルサラウンドヘッドセットとは、チャンネル数に応じたドライバーユニットを搭載し、圧倒的にリアルなサラウンド効果を生み出したヘッドセットになります。
つまり、自分の周りに置くはずのスピーカーをすべてヘッドセットの中に組み込んじゃいました、ということですね。
「圧倒的に」と書いた通り、リアルサラウンドヘッドホンの方が的確に音の方向もわかりますし、臨場感も素晴らしいものとなります。
では、なぜあまり出回っていないのか。それには、2つ理由があります。
- 利用するまでにお金と手間がかかる
- ゲーミングに関してはリアルサラウンドでなくてよい
それでは、各々について説明していきますね。
利用するまでにお金と手間がかかる
リアルサラウンドヘッドセットには、大きな欠点があります。それは、サラウンドに対応したサウンドカードが必要である、ということ。
サウンドカードとは、PCで音を出すために必要なパーツです。内蔵のものから外付けのものまで様々ありますが、良いものとなると1万円以上してしまいます。ヘッドセット本体のほかにサウンドカードまで準備するとなると、お金もかかりますし手間ですよね。これが1つ目の理由となります。
ゲーミングに関してはリアルサラウンドヘッドセットでなくてよい
ゲーミングに関しては、そこまでリアルな音が必要というわけではありません。もちろんリアルさは大事ですが、それよりも、音の方向が分かることと、音がくっきりと聞こえることが大事です。
この「音の方向と、音がくっきり聞こえること」に関しては、バーチャルサラウンドヘッドセットでも十分です。こういった理由からも、リアルサラウンドヘッドセットはあまり普及していないのです。
では、このバーチャルサラウンドヘッドセットとは何者なのか。どのような仕組みなのかを次に説明していきますね。
バーチャルサラウンドヘッドセットの仕組み
バーチャルサラウンドヘッドセットとは、チャンネル数よりも少ないドライバーユニットしか搭載していないながらも、内部処理によって音ズレを引き起こし、サラウンド効果を生み出したヘッドセットのことです。
つまり、音を出す部分は普通のヘッドセットと同様、右と左で1つずつというのが大半なのです。
では、なぜサラウンド効果が生まれるのか。上にも書きましたが、音ズレを引き起こすことでサラウンド効果を作っています。実は、人間の耳というのは、音がずれることによって、方向を感じ取ることができるのです。
ちょっとわかりにくいと思うので、例をあげながら、もう少し詳しく説明していきますね。
人の耳が音のずれで方向を判別できるわけ
例えば、あなたの右斜め後ろから声をかけられたとします。その時、あなたはその人のことを見ていなくても、何となくの位置がわかりますよね。これは、あなたの右耳に聞こえる声と、左耳に聞こえる声とでは、ほんの少しの時間差があるからなんです。
音の速度は1秒間に340m。声をかけた人の位置が右耳から5m。また、人の耳は左右で20cmほど離れているので、人の位置が左耳から5m20cmだとすると、左右では、0.0006秒のずれが生じることとなります。人の耳は、この0.0006秒という微妙な違いを聞き分けて、方向を感じ取ることができるのです。
これを応用したのが、バーチャルサラウンドヘッドセットです。バーチャルサラウンドヘッドセットは、内部処理でこの音ズレを引き起こさせて、サラウンド効果を生み出しているのです。
では、この内部処理とはどこでやっているのか。これは次で説明していきます。
バーチャルサラウンドの内部処理
これは2種類あります。1つは『PC内部のサラウンド処理』。もう1つは『ヘッドセットに内蔵されたユニットによるサラウンド処理』です。このどちらを使うかは、ヘッドセットによりことなりますが、バーチャルサラウンド対応のヘッドセットを購入すればどちらかの内部処理によってサラウンド機能が使えるということです。
つまり、バーチャルサラウンドヘッドセットを買ってしまえば、それがデスクトップPCでも、ノートPCでも問題なくサラウンドになりますよ、ということですね。
このような手軽さからも、バーチャルサラウンドヘッドセットの需要は伸びていますし、ゲーミングとしては必要十分な性能のものが多数出ていますので、私としても、バーチャルサラウンドヘッドセットの購入がおすすめです。
なお、バーチャルサラウンドヘッドセットの接続方法については、バーチャルサラウンドの内部処理に合わせて、2種類ありますので、これもご説明していきますね。
バーチャルサラウンドヘッドセットの接続方法
接続方法は以下の2つがあります。
- 3.5mmオーディオケーブル
- USBケーブル
3.5mmオーディオケーブルは、普通のイヤホンジャックに差すものです。この接続方式のバーチャルサラウンドヘッドセットについては『PC内部サラウンド処理』を行います。大抵の場合は、そのヘッドセットメーカーの用意した内部サラウンド処理用のソフトが付属されますので、内部サラウンド処理用のソフトをインストールすることで、バーチャルサラウンドヘッドセットとして機能します。
一方、USBケーブルについては『PC内部のサラウンド処理』に加え、『ヘッドセットに内蔵されたユニットによるサラウンド処理』も行えるようになります。これはヘッドセットによりますが、ヘッドセット内蔵ユニットのみで処理を行う場合もあれば、PC内部のサラウンド処理も合わせて使う場合もあります。その場合、内部サラウンド処理用のソフトが付属されますので、それをインストールして使います。
おすすめは、USB接続のものです。USB接続のほうが、サラウンド処理を丁寧にかけることができますので、音の方向がより分かりやすくなります。ものによっては、USB接続と3.5mmオーディオケーブル接続の両方を使うことができるものがありますので、迷うような方は、それを買ってみるのもありですよ。
と、ここまでサラウンドヘッドセットの概要について、詳しく説明してきました。ここからは、実際に買うとしたら何がいいのか、という話に移っていきますね。
バーチャルサラウンドヘッドセットおすすめの価格帯

Amazonでサラウンドヘッドセットと調べると、たくさんの商品が出てきますよね。2,000円くらいのものから、20,000円くらいのものまで、本当に多種多様です。正直、ここまで価格が開いていると、何を買っていいかわからなくなってしまいます。
そんなときに便利なのが、レビュー評価。レビュー件数200件で☆4.5、なんて評価の商品があれば『これが良さそう!』と思ってしまうところですよね。
ですが、バーチャルサラウンドヘッドセットについては、その考え方を捨てるべきです。
こういったことはあまり言いたくないのですが、有名メーカーの商品は大半が10,000円前後で、無名メーカーの商品は2,000円の現状って、何かおかしくはないでしょうか。レビューも200件近く入っていて、そのほとんどが☆5。これってちょっと不思議ですよね。
色々と調べてみると、あまりよくない情報がたくさん出てくるようです。ちょっとここでは追及しませんが、端的に言えば、あまりそのあたりのレビューを信頼しないほうが良さそう、ということです。
ですから、やはり有名メーカーが出しているバーチャルサラウンドヘッドセットの価格帯をベースに考えることをおすすめします。
時間をかけて調べた結果、10,000円前後のものが、一番コスパが良さそうでした。機能面、ソフト面、サポート面、そして信頼性。それらを考慮すると、やはり10,000円は覚悟したほうが良さそうです。
「んー、でも10,000円はちょっと高いかなぁ。」
と思う方は、少し考え方を変えてみるといいかもしれません。
10,000円は、より良いゲーム環境を作るための投資です。新たな面白いゲームを求めるのも良いですが、今あるゲームの面白さを十二分に発揮させられる環境を作れば、よりゲームを楽しめるようになるはず。
今持っているゲーム、今後出会うゲームすべてがもっと面白くできると思うと、なんだかお得な気がしてきますよね。(実際、私はこの考え方で、高価なバーチャルサラウンドヘッドセットの購入に抵抗している自分に打ち勝ちました。)
ということで、バーチャルサラウンドヘッドセットおすすめの価格帯は1万円前後という結論です。おすすめのPC用サラウンドヘッドホンについては、以下の記事でまとめていますので、そちらをご覧くださいね。

最後に
それでは、最後にこの記事のおさらいをしておきましょう。
- バーチャルサラウンドヘッドセットならどんなPCでもサラウンド環境になる
- 接続方法はUSBのものがおすすめ
- おすすめの価格帯は1万円前後
以上が、サラウンドヘッドセットの仕組みと接続方法を徹底解説でした。
あなたもぜひ、バーチャルサラウンドヘッドセットを導入して、今のゲーム環境をより楽しいものにしてみてくださいね!ランランク上のゲーム体験があなたを待っていますよ!