今回はこんな疑問にお答えします。
結論から言うと、シルフィーは少々問題点はあるものの、かなり素晴らしい椅子です。今回はその問題点も含めてご説明しますね。
- オカムラ シルフィーの特徴がわかります
- オカムラ シルフィーの凄いところがわかります
- オカムラ シルフィーのちょっと残念なところがわかります
目次
オカムラ シルフィーの特徴
シルフィーの特徴は以下の3つです。
- 誰にでもフィットする背もたれ
- 前傾姿勢機能によりデスク作業が格段に楽に
- 快適すぎる座り心地
それでは、各々について簡単に説明していきますね。
誰にでもフィットする背もたれ
シルフィーの一番の特徴がこれです。シルフィーは「バックカーブアジャスト機構」と呼ばれる機能を採用しています。この機能は背もたれのカーブの広さを変えることができる機能です。これにより、座る人の背中の広さに合わせて、背もたれをしっかりとフィットさせることが可能になります。
背もたれ部分についているレバーを上に上げると狭いカーブ、レバーを下に下げると広いカーブになります。ちょうど腰部分のカーブの広さが変わりますので、自分の腰に合わせてフィットしてくれます。このフィット感、かなり癖になりますよ。
前傾姿勢機能によりデスク作業が格段に楽に
シルフィーは後ろ側にリクライニングできることに加えて、背もたれを通常よりも前傾にすることが可能です。この前傾姿勢機能が、デスク作業をする際にかなり便利です。
私の場合パソコンで作業を行っていると、体が前傾姿勢になります。今までの椅子ですと、体だけが前傾になっていて、背中が背もたれから離れる状態になっていました。加えて、座面が地面と並行になっていたため、前傾にした際に腰に負担がかかっていました。
このシルフィーに変えてから、その腰の負担が激減しました。背もたれが前傾になり、パソコン作業を行っていても体重を預けることができますし、その上、座面も前側に少し傾くため、椅子との一体感が非常に高いです。デスク作業が多い方には一度試してほしい機能です。
カスタマイズ性が高い
シルフィーは背もたれと座面のみの状態に、肘置き・ヘッドレスト・ランバーサポートなどを追加することが可能です。加えて、これらのオプションにも種類があるため、カスタマイズ性が非常に高いです。
肘置きについては、高さを変えることができる「アジャストアーム」と高さを変えることができない「デザインアーム」の二種類があります。また、椅子の上部にはヘッドレストが設置可能な他、ハンガーなどを設置することも可能です。その他、キャスターの種類も床に合わせて変えることができますので、ご自身の状況に合わせてカスタマイズすることができます。
また、肘置きなどは自分で取り外し可能ですので、まずはオプションがフルでついているものを購入して、自分に合わせて取り外すという使い方も可能です。私は、肘置きにアジャストアーム・ヘッドレストがついたモデルを購入しましたが、机の高さなどの関係から、今は肘置きを外した状態で利用しています。自分でカスタマイズできるというのも、非常にいいポイントですよね。
オカムラ シルフィーの凄いところ
ここからは、シルフィーを2年ほど愛用してみて感じた「シルフィーの凄いところ」を説明していきます。記事冒頭でも書かせていただきましたが、シルフィー、かなり素晴らしい椅子ですよ。
腰回りの楽さが段違い
もうほぼ特徴とところに書きましたが、「バックカーブアジャスト機構」と「前傾姿勢機能」のおかげで腰回りが格段に楽になりました。シルフィーにする以前は、2時間ほど座って作業をしていると腰が痛くなって大変でしたが、今では4時間ほど作業していても腰が痛くなることはありません。
加えて、座面の硬さもちょうどいいので、何時間座っていてもお尻が痛くなることもありません。長時間座る必要があるときは座面の硬さも非常に重要なポイントですよね。硬すぎても柔らかすぎてもよくありません。シルフィーの座面は硬すぎず柔らかすぎずで、絶妙な硬さになっています。かなり研究尽くされているな、と感じる座面の硬さですね。
背もたれのメッシュ地が最高に気持ちいい
私が使うシルフィーは、背もたれがメッシュ地になっているのですが、この気持ちよさが最高です。心地よい伸縮性で背中にピッタリとフィットする感覚がもう癖になります。
また、メッシュ地ですので通気性がよく、夏にも快適に利用することができます。以前は革の椅子を使っていたので、夏は熱いですし冬は冷たいと、最悪でしたが、シルフィーに変えてから本当に快適です。冬も通気性はいいですが、繊維自体が冷たくならないので全く不快ではありません。
メッシュ地の背もたれ、かなりおすすめですよ。
座面・肘置きの可動域が広い
シルフィーは座面を前後に動かすことが可能です。私の場合、座面が前側に出てくれていないと、足が辛くなってしまい大変なのですが、シルフィーに変えてからかなり楽になりました。このあたりは人によって変わってくる部分だと思いますが、座面の前後の可動域が高いのでどの方でも問題なくりようできると思います。
また、前述の通り、私は肘置きの高さを変えられる「アジャストアーム」を利用しているため、肘置きも可動するようになっています。この肘置きの可動域が広く、体へのフィット感が素晴らしいです。高さの調節もさることながら、肘置きの角度も縦方向を軸にして変えることができるため、デスク作業がかなり楽になりました。キーボードを打つ肘の角度にあわせて肘置きを調整できますので、手首や肘への負担も減ります。このような手首や肘の角度については、事務作業にも共通するところだと思いますので、事務作業が多いという方にもおすすめですよ。
オカムラ シルフィーのちょっと良くないところ
フローリング床に適さないキャスター
シルフィーに最初からついているキャスターは、カーペットの床には適しますが、フローリング床には適さないキャスターとなっています。フローリング床でも一応使うことができますが、滑りが良すぎて使いにくく感じました。
もしフローリングで使うのであれば、オプションパーツのウレタンキャスターを使うことをおすすめします。筆者もウレタンキャスターに交換したところ、フローリングでも快適に使うことができています。
重量がそこそこある
このシルフィーは約20kgとそこそこ重い椅子になっています。そのため、引っ越しのときや他の部屋に移動する際など一苦労です。
とはいえ、通常そんなに椅子を持ち上げるようなことはないと思うので、あまり問題はないと思います。シルフィーの悪いところとして、強いて言うなら、という感じですね。
最後に
今回はオカムラから発売されているオフィスチェア「シルフィー」のレビューでした。
現在で2年以上愛用していますが、前の椅子には絶対に戻れないほど気に入っています。腰への負担もありませんし、これなしでパソコン作業をすることは考えられませんね。
お値段もそこそこしますが、かなり長く使うこともできますし体への負担もありませんので、十分元が取れる性能だと思います。
椅子に座る時間が長い方には、本当におすすめです。ぜひ使ってみてくださいね!