28モデル。記事執筆時点(2019/7/18)において、Amazonで売られているソニッケアーダイヤモンドクリーンのモデル数です。
その上Amazonでは、『ソニッケアーダイヤモンドクリーン』と検索すると、フィリップス電動歯ブラシの他シリーズも表示される始末。たくさんありすぎて、何を買えばいいかよくわからない。そんな感じだと思います。
そこでこの記事では、Amazonで売られているソニッケアーダイヤモンドクリーンシリーズ28モデルの違いを、徹底的に解説していきます。この記事で違いをサクッと理解して、あなたに合っているモデルをサクッと購入してみてくださいね。
目次
ソニッケアーダイヤモンドクリーンシリーズの構成について
最初に、ソニッケアーダイヤモンドクリーンシリーズが、どのような構成になっているのかを大まかに解説していきます。
ソニッケアーダイヤモンドクリーンシリーズは搭載しているモードで2つに分けることができる
ソニッケアーダイヤモンドクリーンは、搭載されている歯磨きモードによって大きく2つに分類することができます。
1つは歯をきれいに磨き上げるためのモード『ディープクリーン』を搭載したもの。もう一つは、つやつやの歯を目指す人におすすめの『ポリッシュ』モードを搭載したものです。
モード名 | 特徴 |
ディープクリーン | ユニークなブラシの動きで他モードよりもパワフルに磨き上げる。時間は3分間。 |
ポリッシュ | 低周波の振動により歯に光沢を与える。時間は1分間。 |
ですからまずは、どちらのモードを使いたいかを考えてみてください。この記事内でも、この2つのモードで大きく分け、そこから具体的な選び方を解説しています。
なお、ディープクリーンとポリッシュ以外の4モードに関しては、ソニッケアーダイヤモンドクリーンシリーズ共通で搭載されています。以下にそのモードの特徴を書いておきますので、気になった方はご確認くださいね。
モード名 | 特徴 |
クリーン | 高周波の振動できれいに磨き上げる。時間は2分間。 |
センシティブ | 低周波の振動により優しく磨き上げる。時間は2分間。 |
ホワイト | 2分間クリーンモードで磨き、30秒ポリッシュモードで磨き上げる。 |
ガムケア | 2分間クリーンモードで磨いたのち、1分間の歯茎マッサージを行う。 |
付属するブラシヘッドや充電器でより細かく分類できる
ディープクリーン、ポリッシュの2つのモードで大きく分類した後は、付属品でより細かく分類することができます。
具体的には『トラベルケースの有無』や『ブラシヘッドのサイズ』など。これら付属品の違いによって、最終的にはA~Jの10分類となります。
次の部分に、その10分類をまとめた表を載せておきます。質問にYES/NOで答えるだけでどの分類があなたに合っているかわかるようになっていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
あなたに合ったソニッケアーダイヤモンドクリーンが分かるYES/NOチャート
質問にYES/NOで答えるだけで、あなたに合っている分類が分かります。分類はA~Jまでの10種類。なお、分類ごとの細かな説明については、この次の項目からまとめています。
また、各分類へのリンクも表の下に置いておきます。細かな説明が見たい分類をクリックすれば簡単に確認できますので、ぜひご活用くださいね。
▼各分類へのリンク
分類A | 分類B | 分類C | 分類D | 分類E |
分類F | 分類G | 分類H | 分類I | 分類J |
分類A | 分類B |
分類C | 分類D |
分類E | 分類F |
分類G | 分類H |
分類I | 分類J |
とにかくきれいに磨き上げたいならディープクリーンモード搭載の20モデル
フィリップスの電動歯ブラシにおいて、一番歯をきれいに磨くモードが『ディープクリーンモード』です。先ほども書いた通り、3分間パワフルに磨くという特徴があります。
ソニッケアーダイヤモンドクリーンシリーズにおいて、ディープクリーンモードが使える機種は全部で20モデル。そのうち12モデルがトラベルケース付きで、残りの8モデルがトラベルケースの代わりに充電スタンドが付いています。(全20モデルに置くだけ充電ができる充電用グラスは付属されています。)
旅行など持ち運びが多いならトラベルケース付属の12モデルから選ぶ
まずはトラベルケース付きの12モデルから。これら12モデルは、ブラシヘッドの大きさと舌磨きブラシの有無によって以下3つに分けられます。
- 分類A:普通サイズのブラシヘッド6モデル(HX9319/08・HX9315/08・HX9314/08・HX9309/08・HX9305/08・HX9304/08)
- 分類B:コンパクトサイズのブラシヘッド4モデル(HX9317/08・HX9307/08・HX9316/08・HX9306/08)
- 分類C:舌磨きブラシが無い2モデル(HX9336/08・HX9331/08)
ちなみに舌磨きブラシの無い2モデルについてですが、正直言っておすすめできません。なぜなら値段が高いから。分類Cの2モデルは他と性能が同じなのにブラシヘッドが少なく、なぜか他よりも値段が高いです。見た目などに強いこだわりがない場合は、分類Aまたは分類Bを選ぶようにしたほうが良いと思います。
A:普通サイズのブラシヘッドが良いならHX9319/08・HX9315/08・HX9314/08・HX9309/08・HX9305/08・HX9304/08の6モデル
トラベルケース付属かつ、普通サイズのブラシヘッドが良い方は『HX9319/08・HX9315/08・HX9314/08・HX9309/08・HX9305/08・HX9304/08』の6モデルがおすすめ。これらはすべて同じ性能・同じ付属品で、違いは色だけです。
付属するブラシは以下の3つ。これだけあれば、どんな使い方もできますね。
- アダプティブクリーン:歯垢除去に使える
- ダイヤモンドクリーン:ステインクリアに使える
- 舌磨きブラシ:舌をきれいにできる
なお、アメジストカラーの『HX9319/08とHX9309/08』、ブラックカラーの『HX9315/08とHX9305/08』、ホワイトカラーの『HX9314/08とHX9304/08』は、それぞれ同じ製品です。流通の関係でモデル番号を変えたもののようです。
▼アメジストカラー
▼ブラックカラー
▼ホワイトカラー
B:コンパクトサイズのブラシヘッドが良いならHX9317/08・HX9307/08・HX9316/08・HX9306/08の4モデル
トラベルケース付属かつ、コンパクトサイズのブラシヘッドが良い方は『HX9317/08・HX9307/08・HX9316/08・HX9306/08』の4モデルがおすすめ。分類Aと同様、これらはすべて同じ性能・同じ付属品で、違いは色だけです。
付属するブラシは以下の3つ。なお、コンパクトサイズなのはダイヤモンドクリーンブラシのみです。(他の2ブラシにコンパクトサイズはありません。)
- アダプティブクリーン:歯垢除去に使える
- ダイヤモンドクリーンコンパクト:ステインクリアに使える
- 舌磨きブラシ:舌をきれいにできる
分類Aと同様で、ローズゴールドカラーの『HX9317/08・HX9307/08』、ピンクカラーの『HX9316/08・HX9306/08』は、それぞれ同じ製品です。流通の関係上、製品番号に違いが出ています。
▼ローズゴールドカラー
▼ピンクカラー
C:舌磨きブラシが不要ならHX9336/08・HX9331/08の2モデル
正直おすすめできないのが『HX9336/08・HX9331/08』の2モデル。ブラシヘッドが1本のみ。舌磨きブラシなし。トラベルケースは付属するものの、充電器用グラスではなく、充電器スタンドが付属。しかし値段は他モデルよりも高いというモデルになっています。
ちなみに付属するブラシは、歯垢除去が得意なプレミアムクリーンブラシ。分類A・分類Bには付属されないブラシですが、別途プレミアムクリーンブラシを購入すれば、分類A・分類Bにも使えます。
これらのことからも、他モデルと比べて優位性が感じられないモデルです。余程のこだわりがなければ、分類A・分類Bのモデルから選択することをおすすめします。
一応念のため、以下に分類Cの2モデルへのリンクを置いておきますね。
トラベルケースが不要なら充電器用グラスと充電スタンドの両方が付属する8モデルから選ぶ
ここからはトラベルケースが付属しない8モデルです。トラベルケースの代わりに充電スタンドが付属し、充電器用グラスと充電スタンドの両方が使えるようになっています。
これら8モデルに関しては、ブラシヘッドの大きさで2つの分類に分けることができます。以下がその分類となります。
- 分類D:普通サイズのブラシヘッド4モデル(HX9355/45・HX9351/45・HX9339/45・HX9337/45)
- 分類E:コンパクトサイズのブラシヘッド4モデル(HX9394/46・HX9393/46・HX9366/45・HX9362/45)
D:普通サイズのブラシヘッドが良いならHX9355/45・HX9351/45・HX9339/45・HX9337/45の4モデル
トラベルケースの代わりに充電スタンド付属かつ、普通サイズのブラシヘッドが良い方は『HX9355/45・HX9351/45・HX9339/45・HX9337/45』の4モデルがおすすめです。これら4モデルの違いは色のみとなります。
付属するブラシは以下3つ。ホワイトプラスブラシはダイヤモンドクリーンブラシから名前を変えただけのものとなります。
- プレミアムクリーン:歯垢除去に使える
- ホワイトプラス(ダイヤモンドクリーンと同じ形状):ステインクリアに使える
- 舌磨きブラシ:舌をきれいにできる
なお、ブラックカラーの『HX9355/45とHX9351/45』、ホワイトカラーの『HX9339/45・HX9337/45』はそれぞれ同じ製品です。流通の関係でモデル番号を変えたもののようです。
▼ブラックカラー
▼ホワイトカラー(以下のHX9355/45は、名前を間違えてAmazonに登録されているようです。中身はHX9339/45です。)
E:コンパクトサイズのブラシヘッドが良いならHX9394/46・HX9393/46・HX9366/45・HX9362/45の4モデル
トラベルケースの代わりに充電スタンド付属かつ、コンパクトサイズのブラシヘッドが良い方は『HX9394/46・HX9393/46・HX9366/45・HX9362/45』の4モデルがおすすめです。これら4モデルの違いは色のみで、その他の性能は同じです。
付属するブラシは以下3つ。ホワイトプラスブラシはダイヤモンドクリーンブラシから名前を変えただけのものとなります。また、コンパクトサイズなのはホワイトプラスブラシのみです。(他の2ブラシにコンパクトサイズが無いため。)
- プレミアムクリーン:歯垢除去に使える
- ホワイトプラスコンパクト(ダイヤモンドクリーンと同じ形状):ステインクリアに使える
- 舌磨きブラシ:舌をきれいにできる
分類Dと同様に、ローズゴールドカラーの『HX9394/46とHX9393/46』、ピンクカラーの『HX9366/45とHX9362/45』はそれぞれ同じ製品です。流通の関係上、製品番号に違いがあります。
▼ローズゴールドカラー
▼ピンクカラー
つやつやの歯を目指したいならポリッシュモード搭載の8モデル
低周波の振動でゴリゴリと磨き、歯に光沢を与える。それがポリッシュモードです。
ソニッケアーダイヤモンドクリーンシリーズにおいて、ポリッシュモードが使える機種は全部で8モデル。ディープクリーンモード搭載のモデルと違い、こちらは以下の3つに分類できます。
- トラベルケース・充電スタンド・充電用グラスが全部入りのHX9335/05(分類F)
- トラベルケース付属の4モデル
- 充電スタンドのみ付属の3モデル
F:とにかく柔軟に使える電動歯ブラシが欲しいならHX9335/05モデルを選ぶ
旅行も行くけど、充電スタンドも充電用グラスも欲しい。そんな方には、HX9335/05がおすすめ。トラベルケースに充電スタンド、充電用グラスが付属された、全部入りのモデルです。
付属されているブラシは以下の3つです。注意点としては、舌磨きブラシが無いことと、ダイヤモンドクリーンブラシが普通サイズとコンパクトサイズの2種類になっていることです。また、舌磨きブラシの代わりにインターケアーブラシが付いています。
- ダイヤモンドクリーン:ステインクリアに使える
- ダイヤモンドクリーンコンパクト:ステインクリアに使える
- インターケア―:通常より長い毛ブラシで歯間の汚れを除去
普通サイズのブラシとコンパクトサイズのブラシ両方がついてきますので、自分にどちらが合っているかを比べるのにも便利です。柔軟な使い方をしたい方にぴったりですね。
旅行など持ち運びが多いならトラベルケース付属の4モデルから選ぶ
次にトラベルケース付属かつ、充電スタンドが付属されていない4モデルについて。これら4モデルは、以下の3種類に分けることができます。
- 分類G:普通サイズのブラシヘッド2モデル(HX9308/80・HX9308/00)
- 分類H:コンパクトサイズのブラシヘッド1モデル(HX9318/00)
- 分類I:ダイヤモンドクリーンブラシが2本のみのモデル(HX9352/55)
G:普通サイズのブラシヘッドが良いならHX9308/80・HX9308/00の2モデル
トラベルケース付属かつ、ブラシヘッドが普通サイズなのが『HX9308/80・HX9308/00』の2モデルです。これら2モデルは、流通の関係でモデル番号が違いますが、どちらも同じ性能となっています。
付属するブラシは以下の3つです。ポリッシュモード搭載のモデルについては、インターケアーブラシが付属されています。
- ダイヤモンドクリーン:ステインクリアに使える
- インターケア―:通常より長い毛ブラシで歯間の汚れを除去
- 舌磨きブラシ:舌をきれいにできる
H:コンパクトサイズのブラシヘッドが良いならHX9318/00モデル
トラベルケース付属かつ、ブラシヘッドがコンパクトサイズなのが『HX9318/00』モデルです。
付属するブラシは以下の3つ。舌磨きブラシ以外の2本どちらも、コンパクトサイズのブラシヘッドとなっています。
- ダイヤモンドクリーンコンパクト:ステインクリアに使える
- インターケア―コンパクト:通常より長い毛ブラシで歯間の汚れを除去
- 舌磨きブラシ:舌をきれいにできる
I:ダイヤモンドクリーンブラシだけでいいならHX9352/55モデル ※舌磨きブラシなし
トラベルケースに充電器用グラス。そして、ダイヤモンドクリーンブラシが2本だけ。正直よくわからないモデルが、HX9352/55です。
どうしてもダイヤモンドクリーンブラシをたくさん使いたい!という方以外は、あまりおすすめできませんね。お値段も他より若干高めですし、私としては、他モデルをおすすめします。
J:トラベルケースも充電器用グラスも不要なら充電スタンドのみ付属の3モデルから選ぶ ※舌磨きブラシなし
充電器スタンドのみが付属された、廉価版モデルです。旅行にも行かないし、充電器用グラスも不要。手軽に歯磨きがしたい方向けのモデルとなっています。
正直、充電器用グラスはかなり便利なものですので、あまりおすすめはできません。とはいえ、インターケアーブラシ付属の2モデル(HX9302/61・HX9302/11)に関しては、お値段も非常に手ごろ。できるだけ初期投資を抑えたい方は、検討してみても良いかもしれません。
ダイヤモンドクリーンブラシだけでいいならHX9302/51モデル
まずは、充電スタンドのほか、ダイヤモンドクリーンブラシ2本のみが付属するHX9302/51モデル。こちらは、はっきり言っておすすめしません。
と言うのも、これだけ付属品が少ないにも関わらず、値段は15,000円と他モデルと大差ありません。これに15,000円払うのでしたら、ぜひ他モデルを選ぶようにしてください。
ちなみに、HX9302/51モデルへのリンクが以下になります。気になる方がいましたら、ご確認くださいね。
インターケアーブラシヘッドも使いたいならHX9302/61・HX9302/11の2モデル
充電スタンドの他、ダイヤモンドクリーンブラシ、インターケアブラシが付属するのが『HX9302/61・HX9302/11』の2モデルです。これら2モデルの違いは色のみです。
使い方は限定されてしまいますが、お値段の安さは魅力的。このどちらも10,000円前後と、他モデルよりも5,000円ほど安いです。
初期投資をできるだけ抑えたい方は、ぜひ一度購入を検討してみてくださいね。
▼ホワイトカラー
▼ピンクカラー
最後に
以上が、ソニッケアーダイヤモンドクリーンシリーズの違いを徹底解説でした。
同じシリーズ名で28種類。正直、かなりの分かりにくさです。この記事を書くにあたっての整理作業も、非常に時間がかかりました。
ですが時間をかけたぶん、ソニッケアーダイヤモンドクリーンシリーズの違いを詳しく説明できているように思います。ぜひこの記事を参考にしつつ、あなたの歯の健康を考えてみてくださいね。
▼他シリーズについても解説しています!
> ソニッケアーダイヤモンドクリーンスマートシリーズの違いを徹底解説