『完全ワイヤレスイヤホン』とAmazonで検索すると、出てくるレビュー件数1,000近いイヤホンたち。同じような形だったり、変に青く光っていたり、意味不明な火花が散っていたり。そしてレビューを読んでみると、日本語がちょっと不自由な感じ。
こんな状態では、どれが本当に高評価なのか、どれが本当の利用者の声なのかわかりません。一言でいえば無法地帯。
『本当に高評価のスポーツ用完全ワイヤレスイヤホンってどれなんだろう…?』
そんな方にこの記事では、利用者が本当に高評価レビューをしているスポーツ用完全ワイヤレスイヤホンをまとめてみました。購入時の選び方についても併せて解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
スポーツ用完全ワイヤレスイヤホンを選ぶポイント
まずはサクッと、スポーツ用完全ワイヤレスイヤホンを選ぶポイントを解説していきます。ポイントは以下3つです。
- 完全ワイヤレスイヤホンを使う環境はiPhoneかAndroidか
- 完全ワイヤレスイヤホンは外れにくい形状になっているか
- 汗や雨にも負けない防水性能を持っている完全ワイヤレスイヤホンか
それでは1つ1つ解説していきますね。
完全ワイヤレスイヤホンを使う環境はiPhoneかAndroidか
完全ワイヤレスイヤホンを選ぶなら、まずは使う環境を確認しましょう。使う環境というのは、『どんなスマートフォンと接続して使うのか』ということです。
スマートフォンは大きく分けるとiPhoneとAndroidの2種類。詳しいことは割愛しますが、iPhoneとAndroidでは、選ぶべき完全ワイヤレスイヤホンが変わってくるのです。
では何を基準に選ぶかというと、完全ワイヤレスイヤホンの接続方式である『コーデック』が何かを基準に選ぶこととなります。コーデックが違えば、音質が悪くなったり遅延が発生したりと、使い勝手が悪くなります。ですので、完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ際に、コーデックは非常に重要なのです。
コーデックには様々ありますが、ここで気にしておくべきことはiPhoneなら『AAC』コーデック、Androidなら『aptX』コーデックを選ぶようにしてください。
- iPhoneならAACコーデックの完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ
- AndroidならaptXコーデックの完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ
コーデックの細かい解説が知りたい方は、こちらの記事をお読みくださいね。なおこの記事では、iPhoneとAndroidに分けて、高評価の完全ワイヤレスイヤホンを紹介していきます。
完全ワイヤレスイヤホンは外れにくい形状になっているか
完全ワイヤレスイヤホンは、ケーブルレスで使いやすいというメリットがある一方、無くしやすいというデメリットがあります。それがスポーツ用途であれば、なおさらです。
ですから、できるだけ外れにくい形状のものを選ぶようにしてください。具体的に言えば、耳の外側にかけられるものや、耳の内側に引っかけられるようになっている形状のものが望ましいです。
なおこの記事で紹介する完全ワイヤレスイヤホンは、どれも形状も考慮に入れていますので、ご安心くださいね。
汗や雨にも負けない防水性能を持っている完全ワイヤレスイヤホンか
スポーツと切っても切り離せないのが、汗や雨。運動を楽しめば楽しむほど、汗によって完全ワイヤレスイヤホンは濡れてしまうことに。
ですから、防水であることは必須条件。ただし、一概に防水と言っても等級によって保護の度合いは変わってきます。ですから、防水等級がどのレベルなのかということも、しっかり確認しましょう。
なお、防水等級はIPX0~IPX8までの9段階があります。おすすめは、IPX5以上のもの。IPX5は
あらゆる方向からのノズルによる噴流水によっても有害な影響を及ぼしてはならない。
と規定されていまして、IPX5以上の防水性能があればスポーツ用途でも問題ありません。もちろん、IPX6などのより防水性能が高いものでもOKです。
レビューが本当に高評価だと判断するポイントについて
では次に、本記事で『本当に高評価レビューを受けている完全ワイヤレスイヤホンである』と判断するポイントについて、簡単に解説しておきます。判断のポイントは以下の3点です。
- レビュー全体の平均点が4以上
- 商品スペックが実用性に足りるものか
- レビュー内容に変な部分がないか
それでは、各々について説明していきますね。
レビュー全体の平均点数が4以上
まず、レビュー全体の平均点数が4以上というのが大前提です。レビュー点数が4より下ですと、何かしらの欠点や不満がある商品であると言えます。
ですから、大前提はレビュー全体平均点数4以上。それらの完全ワイヤレスイヤホンの中から、本当に正しい評価がされたものなのかを、確認していきます。
商品スペックが実用性に足りるものか
レビュー点数が変に良い割には、スペックが実用性に足りていないものもあります。場合によっては、細かいスペックが書いておらず、ユーザーを騙す意図が感じられるものも。
ですから、商品スペックが実用性に足りているのかを確認します。具体的には、充電せずに何時間使用できるかといったことや、最初に説明したコーデックが何か、防水性能はどうかなどなど。それ以外にも細かなスペックの確認を行います。
なお、私自身も完全ワイヤレスイヤホンを使っていますし、今までにいくつか完全ワイヤレスイヤホン系の記事を書いてきましたので、スペックについてはそこそこ詳しい(はず)ですので、ご安心くださいね。
レビュー内容に変な部分はないか
ここが一番重要かもしれません。スペックの確認を終えたら最後にレビュー内容を精査します。内容を確認し、『あ、これちょっと怪しいな…』と思ったものは、どんどん切り捨てていきます。
ちなみに、ここでいう怪しいというのは、本当に一般のユーザーがレビューしたものかと言うこと。ぶっちゃけた話でいえば、中国の業者などの手が加わっていないか、ということです。
日本語が少し不自由だったり、日本で使われていない漢字が使われていたり、レビュー者が今までにレビューした商品が変なものばかりだったり。
Amazonレビューの中には、意外と怪しいものが含まれていますので、そのあたりをしっかり確認していきます。そういった怪しいレビューが無いとなった場合は、『本当に高評価な完全ワイヤレスイヤホン』として紹介します。
Amazonで本当に高評価が多いスポーツ用完全ワイヤレスイヤホンまとめ
前置きが長くなりましたが、ここから本当に高評価が多いスポーツ用完全ワイヤレスイヤホンを紹介していきます。
iPhone・Androidともに5つに厳選してご紹介しますので、あなたがピンと来たものを選んでみてくださいね!
iPhone向け高評価が多いスポーツ用完全ワイヤレスイヤホン
それではまず、iPhone向けのワイヤレスイヤホンを紹介していきます。上から価格順に並べていますので、予算に合ったものを選んでみてくださいね。
eoz air EO-1105
- 完全ワイヤレスイヤホン中トップクラスの外れにくさ
- 付属の首掛け用のケーブルで使い方は様々
接続コーデック | SBC / AAC |
形状 | 耳の外に引っかけるタイプ |
防水性能 | IPX5 |
連続使用時間 | 6時間 |
最大使用時間 | 90時間 |
最初に紹介するのは、eoz air。このeoz airのAmazonレビュー数は6件とかなり少なめ。しかし逆に言えば、それだけサクラレビューがなく、ユーザーの生の声であると言えます。
肝心のレビュー点数は平均4.1と悪くありません。スペックもコーデックがAAC、防水性能がIPX5と、スポーツ用途でも全く問題なし。連続使用時間が6時間と長めなのも嬉しいところです。
一番の特徴はその形状。eoz airは、耳の外側に引っかける形状をしています。そのため装着感は完全ワイヤレスイヤホン中トップクラス。激しい運動の中でも、外れることはありません。
以下、口コミの抜粋です。
NUARL NT01B-BS
- 心地の良いクリアな音が楽しめる
- 防水性能はIPX4と少し物足りない感じ
接続コーデック | SBC / AAC |
形状 | 耳の内側にはめ込むタイプ |
防水性能 | IPX4 |
連続使用時間 | 6時間 |
最大使用時間 | 17時間 |
クリアな音を楽しみたい方におすすめなのが、このNT01B-BSです。NT01B-BSはNUARL独自技術HDSSを搭載。それによって、完全ワイヤレスイヤホンとは思えないほど、透き通ったきれいな音を楽しむことができます。
ただし1つ注意点として、防水性能がIPX4となっています。これは、あらゆる方向からの水しぶきに耐えられる程度の防水性能のこと。運動中の汗であれば、問題ないとされていますが、雨の中での使用は控えたほうがいいかもしれません。
以下、口コミの抜粋です。
JBL UA SPORT WIRELESS FLASH
- ワークアウトのために作られた完全ワイヤレスイヤホン
- 運動しながらの使用が、とにかく楽になるよう作られている
接続コーデック | SBC / AAC |
形状 | 耳の内側にはめ込むタイプ |
防水性能 | IPX7 |
連続使用時間 | 5時間 |
最大使用時間 | 20時間 |
本記事で一番おすすめなのが、このUA SPORT WIRELESS FLASHです。JBLから出ている完全ワイヤレスイヤホンなのですが、なんとアンダーアーマーと共同で作っているものとなります。
アンダーアーマーが関わっているだけあって、ワークアウト特化の高性能完全ワイヤレスイヤホンに仕上がっているUA SPORT WIRELESS FLASH。防水性能はIPX7ですし、連続使用時間も5時間と申し分ありません。
加えて、イヤホンを取り外さずに会話できるトークスルー機能や、周囲の環境音を取り込むアンビエントウェア機能を搭載。まさに、運動中の使いやすさを突き詰めた完全ワイヤレスイヤホンです。
以下、口コミの抜粋です。
AVIOT TE-D01a
- 安心の日本製。それでいて高性能
- 防水性能はIPX4と少し物足りない感じ
接続コーデック | SBC / AAC |
形状 | 耳の外に引っかけるタイプ |
防水性能 | IPX4 |
連続使用時間 | 4.5時間 |
最大使用時間 | 16時間 |
日本の音を知り尽くした日本人オーディオエキスパート達により作られた、日本人のためのオーディオメーカー。それがAVIOTです。
そのAVIOTから出ているTE-D01aは、まさに日本人のための完全ワイヤレスイヤホン。高得点の口コミも多く、かなり信頼性の高い完全ワイヤレスイヤホンとなっています。
なお、防水性能はIPX4と少し物足りない感じ。汗程度であれば問題ありませんが、大雨の中では使わないほうが良いでしょう。また、少し本体が耳から出っ張る形となりますので、目立ちやすいかもしれません。
以下、口コミの抜粋です。
Less is More 完全ワイヤレスイヤホン
- iPhone向けの完全ワイヤレスイヤホンの中ではコスパ最高
- 連続使用時間が3時間と短め
接続コーデック | SBC / AAC |
形状 | 耳の外に引っかけるタイプ |
防水性能 | IPX7 |
連続使用時間 | 3時間 |
最大使用時間 | 12時間 |
今回紹介するiPhone向け完全ワイヤレスイヤホンの中で、コストパフォーマンス最良なのがこのLess is More 完全ワイヤレスイヤホン。IPX7という防水性能で、音もそこそこ。なのに6,500円で購入できてしまうという代物です。
口コミも19件ほどと、多すぎず少なすぎず。中身を確認しても、サクラレビューらしきものはありませんでしたので、信頼できるレビューだと思います。
ただし1つ注意点。こちらのLess is More 完全ワイヤレスイヤホンは、連続使用時間が3時間となっています。あなたの利用場面を想定して、問題がないかをぜひご確認くださいね。
以下、口コミの抜粋です。
Android向け高評価が多いスポーツ用完全ワイヤレスイヤホン
ここからは、Android向けのスポーツ用完全ワイヤレスイヤホンを紹介していきます。
なお、当初5種類紹介しようと思ったのですが、厳選した結果4種類となってしまいました。加えて、防水性能がどれもIPX4となっていますので、その点はご容赦いただけると幸いです。
Master & Dynamic MW07
- 音質は完全ワイヤレスイヤホン中トップクラス
- 連続使用時間が短め
接続コーデック | SBC / AAC / aptX |
形状 | 耳の外に引っかけるタイプ |
防水性能 | IPX4 |
連続使用時間 | 3.5時間 |
最大使用時間 | 10.5時間 |
価格以上の音質とフィット感。Master & Dynamic MW07は、妥協したくない人向けの完全ワイヤレスイヤホンです。見ての通りお値段はかなりしますが、それ以上の満足感が得られると評判です。
特にフィット感はかなりこだわって作られています。特許申請中のFit Wingsという形状がもたらすフィット感はまさに別次元。レビュー内でも、フィット感が良いとの評価が多く書かれています。
ただし、連続使用時間は3.5と少し短めなので、この点には注意が必要かもしれません。
NUARL NT01AX
- Android向けであれば、これが一番おすすめ
- 無線とは思えないほど、心地よくクリアな音が楽しめる
接続コーデック | SBC / AAC / aptX |
形状 | 耳の外に引っかけるタイプ |
防水性能 | IPX4 |
連続使用時間 | 7時間 |
最大使用時間 | 24時間 |
Android向けのスポーツ用完全ワイヤレスイヤホンでは、現状これが一番おすすめです。なぜなら、コスパ・性能・口コミの信ぴょう性の3つがすべて高水準だから。
音質に関しては、NUARLの独自機能HDSSを採用し、非常にクリアな音を楽しむことができます。耳に引っかかりやすい形状になっていますし、連続使用時間も7時間とかなり長めです。
ただし、防水性能がIPX4であるところには注意が必要です。汗であれば問題ありませんが、天候の悪い日の使用はおすすめできません。
AVIOT TE-D01d
- 安心の日本製。それでいて高性能
- Android向けの中では、コスパ最良の完全ワイヤレスイヤホン
接続コーデック | SBC / AAC / aptX |
形状 | 耳の外に引っかけるタイプ |
防水性能 | IPX4 |
連続使用時間 | 9時間 |
最大使用時間 | 100時間 |
日本人のためのオーディオメーカーAVIOT曰く、『日本有数のオーディオエキスパートチームが贅沢に時間をかけて緻密なチューニングを行ったAVIOT渾身のハイスペックモデル』とのこと。
その言葉に間違いはないようで、口コミの評価も上々です。口コミ件数100件以上で、☆4以上という実力。口コミの内容でも、絶賛しているものが多くあります。
スペック面でもかなりのものでして、連続使用時間は9時間と完全ワイヤレスイヤホン中トップクラス。ケース充電併用時の最大使用時間は100時間と、他の追随を許さない高スペックさです。
SONY WF-SP900
- スマートフォンと接続せず、単体でも利用可能
- 外音取り込みモードがあるため、安全に運動できる
接続コーデック | SBC / AAC |
形状 | 耳の外に引っかけるタイプ |
防水性能 | IPX5 |
連続使用時間 | 6時間 |
最大使用時間 | 15時間 |
少し異色の完全ワイヤレスイヤホン。接続コーデックはaptXに非対応ですが、4GBのメモリを内蔵し、スマートフォンと接続せずとも単体で音楽を楽しむことができます。
レビュー件数は100件超え。点数は☆4です。少し評価が分かれているレビューもありますが、スポーツ用途では十二分に使えるという意見が多いように思います。
なお、防水性能はIPX5ですので、汗でも大雨でも問題ありません。連続使用時間も6時間ありますので、使っていてストレスを感じることはないかと。完全ワイヤレスイヤホン単体で音楽を楽しむ、という選択肢もぜひご検討くださいね。
最後に
以上が、Amazonで本当に高評価が多いスポーツ用完全ワイヤレスイヤホンまとめでした。
この記事を書くために、かなりの調査時間をかけました。たくさんの商品スペックを一つ一つ確認し、そのレビュー内容から判断する。正直大変な作業でしたが、その甲斐あってかなり有用なまとめができたように思います。
ぜひこの記事を参考に、あなたに合った完全ワイヤレスイヤホンを選んでみてください。そして、あなたの運動時間をより充実したものにしていってくださいね。