毎日の歯磨きをより手軽に、より効率的に。フィリップスのソニッケアーは、毎分31,000回の超高速振動が特徴の電動歯ブラシです。
ですがこのソニッケアー、ひとつ大きな欠点があります。それは売られている機種が多すぎること。現在Amazonで販売されているモデル数は、ざっと数えても60以上。正直これでは、どれを購入していいか悩んでしまいますよね。
そこでこの記事では、ソニッケアーのシリーズごとの違いを徹底的に解説していきます。シリーズの特徴を解説するだけでなく、シリーズ内におけるおすすめのモデルについても紹介していきますので、ぜひ購入参考にしてくださいね。

目次
フィリップス電動歯ブラシソニッケアーシリーズ全体に共通する特徴について
フィリップスソニッケアーには、記事執筆時点(2019/8/4)で12シリーズあります。ですがそのうち、家電量販店などで売られているのは、6シリーズ程度。
この記事では、その6シリーズから、子供向けの『ソニッケアーキッズ』シリーズを除いた、以下5シリーズについて解説していきます。
- ダイヤモンドクリーンスマート
- エキスパートクリーン
- フレックスケアー
- ダイヤモンドクリーン ← 特におすすめ
- プロテクトクリーン
これら5シリーズの違いや特徴を説明する前に、共通点について説明しておきます。基本的な内容ですので、おさらい程度に読んでおいてくださいね。
振動数は31,000回/分
フィリップスの電動歯ブラシは、どのシリーズ・どのモデルでも、振動数は31,000回/分です。秒に変換すると、振動数は515回/秒ほど。
他メーカーの電動歯ブラシでは、モデルによって振動数が違っていることが多いです。例えばブラウンのオーラルBシリーズですと、上位モデルと下位モデルを比較した際に、3,000回/分ほど振動数が違っています。

一方、ソニッケアーはどのモデルの振動数も31,000回/分です。電動歯ブラシの一番基礎的な機能の振動数。それがどの価格帯でも同じというのは嬉しいポイントですね。
電池式ではなく充電式
ソニッケアーには電池式のものはありません。すべて充電式です。電池式のようにランニングコストがかからない一方で、充電という作業が必要となります。
私も電動歯ブラシを毎日使っていますが、この充電作業が意外と面倒(私だけかもしれませんが)。充電が楽にできればできるほど、電動歯ブラシに対するストレスを大きく軽減することができます。
では、ソニッケアーの充電方法はどのようなものなのか。ソニッケアーでは以下3つの充電方法が用意されています。
- 充電用グラスを用いた『置くだけ充電』
- 充電スタンドに差して充電
- トラベルケースを経由した充電
この中で注目すべきなのは、充電用グラスを用いた『置くだけ充電』です。充電用グラスというだけあって、グラスにポンと立てかけるだけで充電ができてしまう優れもの。もちろん、グラスに水を入れてうがいすることもできます。
方向を気にしたり、スタンドの小さな突起に差し込む必要がないので、充電がかなり楽になる充電用グラス。モデルによって充電用グラスが付いていないことがありますので、充電を楽にしたい方は、ぜひ充電用グラス付属のモデルを選ぶようにしてくださいね。
保証期間は2年間
ソニッケアーの電動歯ブラシは、どれも保証期間が2年間。他メーカーの電動歯ブラシは保証期間が1年程度ですので、保証を気にする方であればソニッケアーがおすすめです。
また、保証期間がこれだけ長くできるということは、それだけ製品に自信があるということにも繋がります。『電動歯ブラシって壊れやすい印象がある…』『他メーカーの電動歯ブラシを使っていたけど、すぐに壊れたんだよなぁ…』という方は、ソニッケアーを買ってみても良いと思いますよ。
フィリップス電動歯ブラシソニッケアーシリーズの違いについて
それではここから、フィリップスの電動歯ブラシソニッケアーシリーズの違いについて、詳しく解説していきます。以下が、解説する5つのシリーズとその特徴となります。
- [A]ダイヤモンドクリーンスマート:ソニッケアー最上位。スマートフォンとの連携機能あり。
- [B]エキスパートクリーン:スマートフォン連携機能あり。新しいシリーズのため性能の割に値段が高い。
- [C]フレックスケアー:ソニッケアーシリーズで唯一紫外線除菌器が付属する。
- [D]ダイヤモンドクリーン:モデル数最多。スマートフォンとの連携機能はないが、うまく選べばコスパ最高。
- [E]プロテクトクリーン:ソニッケアーのエントリーモデル。モード数・付属品ともに最低限だが、値段が安い。
また、これら5つのシリーズの選び方についてYES/NOチャートを作りました。質問にYES/NOで答えるだけで、あなたに合ったシリーズが見つかるはずです。

それでは各シリーズについて、詳しく解説していきます。シリーズごとにおすすめのモデルを書いていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
[A]ダイヤモンドクリーンスマートシリーズ
- ソニッケアーで最上位のシリーズ
- スマートフォンとの連携で効率よく歯磨き可能
- モード数・付属品が多く使い勝手最高
ソニッケアー最上位のダイヤモンドクリーンスマートシリーズ。その一番の特徴は、スマートフォンとの連携にあります。
あなたの持っているスマートフォンに、Philips Sonicareアプリを入れれば準備は完了。あとは画面の標示に従って歯磨きを行うだけで、効率的な歯磨きが行えます。
また、ダイヤモンドクリーンスマートシリーズは、搭載されているモード数や付属品が非常に多く、使い勝手は最高レベル。快適な歯磨きを求めるのであれば、ダイヤモンドクリーンスマートシリーズ一択ですよ。
ダイヤモンドクリーンスマートシリーズのおすすめモデル
以下3つが、ダイヤモンドクリーンスマートシリーズのおすすめモデルです。違いはブラシ収納用のホルダーの有無と本体の色のみです。
▼ブラシヘッドホルダーあり
▼ブラシヘッドホルダーなし
なお、ダイヤモンドクリーンスマートシリーズのモデルごとの違いについては、以下の記事で解説していますので、よろしければぜひそちらもお読みくださいね。

[B]エキスパートクリーンシリーズ
- ダイヤモンドクリーンスマートシリーズの廉価版
- スマートフォンとの連携で効率よく歯磨き可能
- モード数・付属品が少ない一方で値段が高い
エキスパートクリーンシリーズは、ソニッケアーの中でスマートフォンと連携できる数少ないシリーズの1つです。立ち位置的には、ダイヤモンドクリーンスマートシリーズの廉価版のようなものとなっています。
ですが、最近販売されたばかりということもあって、価格がかなり高めです。モード数や付属品も、ダイヤモンドクリーンスマートシリーズよりも少なく、現時点ではあまりおすすめできません。
スマートフォンと連携させたいのであれば、ダイヤモンドクリーンスマートシリーズの購入をおすすめします。
エキスパートクリーンシリーズのおすすめモデル
エキスパートクリーンシリーズは、搭載されているモード数と付属品によって、上位モデルと下位モデルの2つに分けられます。大きな違いは、歯にツヤを与えることを得意としたモードである、ホワイトプラスモードの有無です。
ですから、歯のツヤを大事にしたい方は上位モデル。そこまで重要視しない方は、下位モデルを選ぶようにしてくださいね。
以下が、エキスパートクリーンシリーズのおすすめモデルです。上位モデルと下位モデルから1つずつ、おすすめのものを選んでいます。
▼上位モデル
▼下位モデル
なお、エキスパートクリーンシリーズのモデルごとの違いについては、以下の記事で解説していますので、よろしければぜひそちらもお読みくださいね。

[C]フレックスケアーシリーズ
- ソニッケアーシリーズで唯一紫外線除菌器が付属(付属しないモデルも有り)
- モード数・付属品は普通レベル
フレックスケアーシリーズは、他シリーズとは明確に違っている点が1つあります。それは紫外線除菌器が付属するということ。紫外線除菌器を使うことで、ブラシヘッドをいつでも清潔な状態に保つことができます。
搭載するモード数は3つ。2つのブラシヘッドとスタンド式の充電器が付属品となっており、モード数・付属品ともに普通レベルです。モデルによっては、トラベルケースが付属されるものもあります。
毎日の歯ブラシをより清潔に行いたいという方には、フレックスケアーシリーズがぴったりですよ。
フレックスケアーシリーズのおすすめモデル
フレックスケアーシリーズのおすすめモデルは以下の2つです。トラベルケースの有無によって、2つに分けています。
なお、トラベルケースなしのモデルについては、ブラシヘッドが歯垢除去に効果的な『プロリザルツ』のみとなっていますので、ご注意ください。その分、トラベルケースなしのモデルは、他よりも安価となっています。
▼トラベルケースあり
▼トラベルケースなし
なお、フレックスケアーシリーズのモデルごとの違いについては、以下の記事で解説していますので、よろしければぜひそちらもお読みくださいね。

[D]ダイヤモンドクリーンシリーズ
- ソニッケアーで一番モデル数が多いシリーズ
- モード数・付属品はモデルによってさまざま
- 選び方を間違わなければコスパ最高
ダイヤモンドクリーンシリーズは、ソニッケアーの中で一番モデル数が多いシリーズです。以前、Amazonで何モデル販売されいるかを調査した結果、28モデルも販売されていました。(調べるのが大変でした。)
そんなダイヤモンドクリーンシリーズですが、モデル数が多いだけあって、機能と値段のバランスが取れていないものも多いです。その一方で、うまく選べばかなりコスパ良く購入できます。
28モデルを比較して、特におすすめだったものが以下になります。
ダイヤモンドクリーンシリーズのおすすめモデル
ダイヤモンドクリーンシリーズのおすすめモデル4つです。違いは、トラベルケースの有無と付属されてくるブラシのサイズです。
なお、ブラシのサイズに違いはありますが、別途ブラシを購入することでサイズの変更が可能です。ブラシのサイズに関しては、そこまで神経質にならなくても大丈夫ですよ。
▼トラベルケースあり&普通サイズのブラシ
▼トラベルケースあり&コンパクトサイズのブラシ
▼トラベルケースなし&普通サイズのブラシ
▼トラベルケースあり&コンパクトサイズのブラシ
なお、ダイヤモンドクリーンシリーズのモデルごとの違いについては、以下の記事で解説していますので、よろしければぜひそちらもお読みくださいね。

[E]プロテクトクリーンシリーズ
- ソニッケアーシリーズのエントリーモデル
- モード数が1~3とモデルによって3段階に分かれている
- 付属品はどのモデルも最低限しかない
プロテクトクリーンシリーズは、ソニッケアーの中で、エントリーモデルとして用意された新しいシリーズです。プロテクトクリーンシリーズのモデルは、モード数や付属品の数によって『上位・中位・下位』の3段階に分かれています。
他シリーズと違い、上位モデルでも10,000円前後と手が出しやすくなっていますので、『フィリップスの電動歯ブラシを使ってみたい』という方に、おすすめしたいモデルとなっています。
プロテクトクリーンシリーズのおすすめモデル
プロテクトクリーンシリーズは、中位モデルに関しては、モード数が1つ少ない一方で、上位モデルと値段がほぼ変わらないということからも、おすすめしていません。
ですから、上位モデルと下位モデルから2モデルずつ、計4モデルをおすすめモデルとしました。
▼上位モデル
▼下位モデル
なお、プロテクトクリーンシリーズのモデルごとの違いについては、以下の記事で解説していますので、よろしければぜひそちらもお読みくださいね。

最後に
以上が、フィリップス電動歯ブラシソニッケアーシリーズの違いを徹底解説でした。
毎分31,000回転。多彩なモードに置くだけ充電。ソニッケアーシリーズは、毎日の歯ブラシをより快適にしてくれる、非常に優秀な電動歯ブラシです。唯一の欠点は、モデル数が多すぎることだけ。
ぜひこの記事を参考に、あなたに合った電動歯ブラシを見つけてみてくださいね。きっと満足すること間違いなしですよ。
